Paul Gilbert&Freddie Nelson/United States

Us
アーティスト名 Paul Gilbert & Freddie Nelson
アルバムタイトル名 United States
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/10/22
短評 条件好転
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Paris Hilton Look-Alike】 8.4
【②Waste Of Time】 8.7
【③The Last Rock And Roll Star】 8.2
【④Bad Times Good】 8.2
【⑤Hideaway】 8.4
【⑥The Answer】 810
【⑦I'm Free】 8.1
【⑧Pulsar】 8.3
【⑨Girl From Omaha】 8.3
【⑩I'm Not Addicted】 8.3

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メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

Mr.BIGの再結成が最近は話題になっているが、そのギタリスト、ポールギルバートの最新のソロプロジェクトがこの『ユナイテッド・ステイツ』である。
そして今回はポール自身がヴォーカルをとるのではなく、フレディ・ネルソンというポールの同郷のヴォーカリストを迎えて制作された。

のっけからいきなり驚かされた。
まさかアルバムの最初を飾る①が、冗談のようなスローナンバーで幕を開けるとは思いもよらなかったからだ。
かなりユーモアが効いている。
今回ポールと組むヴォーカリストのフレディとの相性も良さげで、ポールの持つポップの良さが更に引き出されているようにも思える。
フレディという名前から連想されるのはあのフレディ・マーキュリーだが、偶然なのか声質が似ている。
とくに楽曲自体もクィーン的な①②などを聴くと尚更そう感じてしまう。

アルバム自体も異色で次から次へと楽曲が目まぐるしく雰囲気を変えてくる。
先ほどのべたように、クイーン調なものもあれば、③⑩のようなMr.BIGでやりそうなもの、チープトリックっぽい④⑥⑨など多彩な才能をみせつけてくれる。
こうなってくると、ポール&フレディの次の作品も楽しみになってくる。

しかしながら、再結成ということでこれでまたポールはMr.BIGの枠の中に収まるわけだが、それだけにとらわれず新たなチャレンジを常に目指してほしい。

ポールギルバート、やはりただものではない。

-12/Apr/2009-

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Hinder/Take It To The Limit

Hinder
アーティスト名 Hinder
アルバムタイトル名 Take It To The Limit
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2009/01/21
短評 好戦必至
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Use Me】 8.5
【②Loaded And Alone】 8.2
【③Last Kiss Goodbye】 8.5
【④Up All Night】 8.2
【⑤Without You】 8.0
【⑥Take It To The Limit】 7.9
【⑦The Best Is Yet To Come】 8.2
【⑧Heaven Sent】 8.3
【⑨Thing For You】 8.5
【⑩Lost In The Sun】 8.4
【⑪Far From Home】 8.2
【⑫One Night Stand】 (ボーナストラック)
【⑬Running In The Rain】 (ボーナストラック)

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いい加減なコメント

エアロスミス、モトリークルーからバックチェリーへと続くバッドボーイズロックンロール系譜のその先には『ヒンダー』という次世代を担うバンドが名乗りをあげた。
パーティーロックがこんなに似合うバンドが他にいるだろうか。

ヒンダーはバラードに関しては非常にセンスのある、そしてリスナーの耳に残りやすい美しいメロディに定評がある。
今回も③⑤⑦⑨とアルバムとしてはちょっと多めの収録かと思われるが、全てにおいて存在感がある。そしてそれはアルバムの中で緩急の差をつけることに役立っているのである。
もちろんノリの良いロックンロールも健在だ。
アルバムの冒頭を飾る①や④は勢いがあるし、愁いを帯びたロックナンバー②も印象に残る楽曲。
⑥ではゲストとしてモトリークルーのミックマーズがギターを担当している。
日本盤ボーナストラックとして収録されている⑫、⑬もアルバム収録曲なみのクオリティを持っている楽曲だ。
聴いておいて損はないだろう。

それにしてもずいぶんと聴き応えのある作品を生み出してきたものだ。

楽しければなんでもOKのスタンスを貫く、まさにバッドボーイズロックンロールの申し子。
時代はヒンダーを求めてる。さあ、真打ちの登場だ。

-05/Apr/2009-

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Buckcherry/Black Butterfly

Blackbutterfly
アーティスト名 Buckcherry
アルバムタイトル名 Black Butterfly
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/09/10
短評 出来充実
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Rescue Me】 8.8
【②Tired Of You】 8.2
【③Too Drunk...】 8.0
【④Dreams】 8.1
【⑤Take To Me】 8.2
【⑥A Child Called "It"】 8.3
【⑦Don't Go Away】 8.1
【⑧Fallout】 8.3
【⑨Rose】 8.1
【⑩All Of Me】 8.0
【⑪Imminent Bail Out】 8.6
【⑫Cream】 8.4
【⑬Nothing】 (ボーナストラック)
【⑭Stayin' High】 (ボーナストラック)

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いい加減なコメント

まるでエアロスミスみたいだ。
アルバムの第一印象がそれであった。
一度ミュージックシーンからフェードアウトしかけたところもそうだし、復活後の楽曲もエアロっぽさがところどころで見受けられる。
『ブラック・バタフライ』はさしずめエアロスミスの『パンプ』の位置づけとなるのであろうか。実際のところ楽曲的には『ナインライヴス』や『ジャスト・プッシュ・プレイ』に近い。

今作は、じわじわとセールスを伸ばしてきた復活作である『15』の勢いをそのまま引き継いだバックチェリー通算4枚目となるアルバム。
相変わらず彼ら特有の妖婉さは健在だが、初期にみられた退廃のイメージやパンキッシュさはなりを潜めてはいる。
しかしながら、それらの尖った部分は丸みを帯びてはきてはいるがうまくハマったのが今作の特徴と言えるであろう。
典型的なロックンロール。聴いていると自然に体がノッてくる軽快さでさらにキャッチー。
バラードまでバランス良く詰められている。
アルバムからの先行シングルである③を初めて聴いたときには正直パッとしなかった印象だったが、このアルバムに入っているとずいぶんと違う印象を与えられたものだ。

問答無用のストレートなロックンロールナンバー①⑥⑧⑪。
セカンドアルバムの雰囲気に近い②。
前作のヒット曲『Sorry』を彷彿とさせるバラードナンバー⑦。
洗練ささえ感じさせる新作はまぎれも無く『15』に負けず劣らず優秀な作品であると断言ができる。

2008年は日本公演も果たした。彼らの躍動感あふれるステージングを生で体験してきた。
かっこいいものはかっこいい。そう素直に思わせるバンドであることを再確認できた。
このアルバムはバックチェリーの完全復活の証だ。

-31/Jan/2009-

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PRAYING MANTIS/A Cry For The New World

Acftnw
アーティスト名 PRAYING MANTIS
アルバムタイトル名 A Cry For The New World
勝手な評価(最高 100) 88
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1993/05/21
短評 ここでなら
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Rise Up Again】 8.3
【②A Cry For The New World】 8.0
【③A Moment In Life】 8.2
【④Letting Go】 8.3
【⑤One Chance】 8.0
【⑥Dangerous】 9.1
【⑦Fight To Be Free】 8.2
【⑧Open Your Heart】 8.1
【⑨Dream On】 8.1
【⑩Journeyman】 8.4
【⑪The Final Eclipse】 (インストゥルメンタル)

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いい加減なコメント

泣きのメロディーはお好きですか?
メロディアスなロックはお好きですか?
そんな貴方にもってこいのアルバムが存在する。
それがプレイング・マンティス史上、最高傑作との呼び名も高い『ア・クライ・フォー・ザ・ニュー・ワールド』だ。

この作品は1993年に発表されたプレイング・マンティスの3作目になる。
ヴォーカルにはこのアルバムのみの参加となってしまったが、コリン・ピールが務めた。
ヴォーカリストとしての迫力にはやや欠けたが、プレイング・マンティス特有のメロディアスで哀愁漂うサウンドにはこれぐらいの線の細さが丁度合う。

全編を通して泣きのメロディが満載で、メロディアスなハードロックが大好きなリスナーには大変受けが良かった。
ただそれだけではなく、⑥にあるようなパンチ力をも持った疾走感溢れるナンバーもあり、今にして思えば必然的に色々な要素が重なり合ってできた名盤だと言えるだろう。

ジャケットもくさい。
サウンドもくさい。
しかしそのくささが日本人にはたまらなく好きなのだろう。
洋楽ハードロック入門編にはもってこいの作品だ。

ギンギラギンの派手さはないが、いぶし銀が光る。
どことなくマイナーさを感じさせるプレイング・マンティスの煌めいた時だった。

-17/Aug/2008-

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BON JOVI/Keep The Faith

Keepthefaith
アーティスト名 BON JOVI
アルバムタイトル名 Keep The Faith
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1992/10/20
短評 放牧明け
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①I Believe】 8.6
【②Keep The Faith】 8.3
【③I'll Sleep When I'm Dead】 8.0
【④In These Arms】 9.5
【⑤Bed Of Roses】 8.9
【⑥If I Was Your Mother】 7.9
【⑦Dry County】 8.5
【⑧Women In Love】 8.0
【⑨Fear】 8.2
【⑩I Want You】 8.5
【⑪Blame It On The Love Of Rock & Roll】 7.9
【⑫Little Bit Of Soul】 7.6
【⑬Save A Prayer 】 (ボーナストラック)
【⑭Starting All Over Again】 (ボーナストラック)

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いい加減なコメント

1992年発表のBON JOVIの5thアルバム。
前のアルバムから実に4年の間隔を経て生まれたものであった。

大ヒットした前作『ニュージャージー』、そして前々作『ワイルド・イン・ザ・ストリート』におけるコンサートでの完全燃焼、およびバンドをとりまく環境により、バンド内ではもはや燃え尽きた感もあり、解散の噂さえも流れた。
そしてそれはもはや噂ではなく、本当のこととなりつつあったのだ。
そんな危機を乗り越え制作されたアルバムが、この『キープ・ザ・フェイス』なのだ。

当時の感覚と現在の感覚とではこのアルバムで感じる温度差というものは違う。
これまでの経過を知っていた上で、待ちに待ったBON JOVIの新作を手にできた喜び、そしてアルバムのオープニングを飾る①を聴いたときのあの興奮はあの頃でしか味わえない。
まさにBON JOVIの新たなる幕開けを知らせる爽快なロックナンバーだ。
一転アルバムタイトルでもある②では今までの彼らにはなかったダンサンブルなナンバーで新鮮だった。
そして今でもBON JOVIのナンバーの中で五指に入るお気に入りが④。
優しさと愛情がうまく包まれているポップなラブソングと言ってしまっていいだろう。この楽曲は時を経った今でも輝きは衰えていない。
ドラマチックなバラード⑤、約10分にも及ぶ大曲のバラード⑦、アグレッシヴなサウンドを聴かせる⑨など注目するナンバーは相変わらず目白押しだ。
ボーナストラックである⑭の出来も素晴らしく、これがアルバムの最後に収録されている配置も良い。
ただアルバムのカラーに統一感がない、後半に進むにつれて楽曲の質がいくらか弱いというのがこの作品の欠点であろう。

しかしながらバンドの外面から、そして内面からもがき苦しみ、そこから這い上がってきたこの強靭な信念を貫く作品を作れたからこそ、今のBON JOVIがあるのだと確信できる。
BON JOVIの歴史に『キープ・ザ・フェイス』は欠かせないアルバムだ。

-03/Aug/2008-

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BUCKCHERRY/BUCKCHERRY

Buckcherry
アーティスト名 BUCKCHERRY
アルバムタイトル名 BUCKCHERRY
勝手な評価(最高 100) 83
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1999/04/21
短評 力ある
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Lit Up】 8.2
【②Crushed】 8.3
【③Dead Again】 8.5
【④Check Your Head】 8.2
【⑤Dirty Mind】 8.5
【⑥For The Movies】 8.0
【⑦Lawless And Lulu】 8.1
【⑧Related】 8.4
【⑨Borderline】 7.9
【⑩Get Back】 7.9
【⑪Baby】 7.0
【⑫Drink The Water】 8.3
【⑬Late Nights In Voodoo】 7.9

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いい加減なコメント

メタルブーム復活の兆しはみせても、それは大きなムーヴメントにはならず一時の流行で収束してしまう。
寄せては返す波のように、その繰り返しが起きていた灰色の時代にバックチェリーは登場してきた。
中途半端な音楽シーンに異質ともいえる直球型のロックンロールを武器に、時代を切り開く新たなヒーローが誕生した瞬間だと思われた。
LA出身ということでモトリーやガンズの王道の流れを汲む希望の星であったのだ。
そのバックチェリーのセンセーショナルなデビューアルバムがセルフタイトルとなっているこの『バックチェリー』だ。

とにかく単純明快。
余計な詮索などいらないロックアルバムは前半から畳み掛けるようなダイナミックさが良い。
AC/DCを思わせる①の豪快なタテノリのリズムからバラードの⑥、そして彼らの代名詞ともいえる荒削りなロックナンバー②③⑤と、とにかくジェットコースターに乗っている感覚ぐらい目まぐるしい楽曲が聴き手の想像力をかき立ててくるのだ。
しかし息もつかせない前半に比べて、後半はゆったりとした楽曲が多く目立ち若干インパクトに欠けるのは否めない。
意外な器用さを見せつけるのはいいが、やや中だるみしたのがもったいない。

それにしても時が経った今聴いてみても、気持ちが良いアルバムである。
陽気であっけらかんとした風土、そしてどこか退廃感が漂うLAのロックンロールを自ら体現したバンドはこのバックチェリーが最後であろう。

時代錯誤?
もうどう言われてもいいじゃないか。
これぞロックンロールだ。

-20/Jul/2008-

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Harem Scarem/Hope

Hope
アーティスト名 Harem Scarem
アルバムタイトル名 Hope
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/06/25
短評 涙のラストラン
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Watch Your Back】 8.3
【②Time Bomb】 8.3
【③Hope】 8.6
【④Days Are Numbered】 8.4
【⑤Dark Times】 8.2
【⑥Beyond Repair】 8.3
【⑦Never Too Late】 8.4
【⑧Shooting Star】 8.5
【⑨Calm Before The Storm】 8.2
【⑩Nothing Without You】 8.4
【⑪Stranger Than Love (Acoustic Version)】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
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いい加減なコメント

バンド結成20年、日本においてセンセーショナルなデビューを飾ってから15年、ハーレムスキャーレムが織りなす音楽は多くのファンの心を潤わせてきた。そしてそんな素敵なバンドが最後のスタジオアルバムを携えて遂に解散を迎える。
日本においてのデビュー作『ムード・スウィングス』の与えたインパクトは今でも忘れない。
路線転換を図った問題作『ヴォイス・オブ・リーズン』、バンド改名となった『ラバー』、復活作の『ウエイト・オブ・ザ・ワールド』などもしかりだ。

さて、肝心のラストアルバムの内容だが、ハーレムスキャーレム節の復活となった前作『ヒューマン・ネイチャー』とは一線を画す作風となっている。
強いて言うならばダークで起伏に富んでいない『オヴァー・ロード』路線に近い気がする。
しかし、曲はしっかり練られているしサビの盛り上がりなどハーレムスキャーレムそのものだ。
最後だから自分たちがやりたいように作ったのか。そんな風に思てくる作品だ。

①からはじまるほぼ大半の楽曲はポップでキャッチーではない。が、重厚なロック然としていてこれはこれで好きだ。
とくにアルバムタイトル曲となっている③は力強い骨太なロックでフックが効いていて、一度聴くとやみつきになりそうだ。
先ほど『オヴァー・ロード』路線と言ってしまったが、『ヴォイス・オブ・リーズン』をも彷彿とさせる。
そんな中で切ないメロディーがより一層美しく思わされる⑧、ラストを飾る⑩には切なさが募る。

日本ファンへのメンバーの気遣いなのか、日本盤にはボーナストラックとして『ストレンジャー・ザン・ラヴ』のアコースティックヴァージョンが収録されている。
この楽曲のオリジナルバージョンは『ムード・スウィングス』に収録されていたものだ。
これをアルバムの最後に聴いたとき何とも言えぬ思いが胸にこみ上げてきた。

ラストアルバムのタイトル名が『ホープ』。最後で希望というのもなんだかおかしな感じがするが、色々な意味に捉えられることができる。ハーレムスキャーレムを忘れないで欲しいとの願いや、メンバーの今後の活躍に期待するといった意味で私はとっておこう。
彼らの作り出した音楽は最高であった。それはハーレムスキャーレムのファンであれば一生忘れることのない宝物だ。
「さようなら」というのは寂しすぎる。そんな言葉よりももっと相応しい言葉があるだろう?

ありがとう。

-29/Jun/2008-

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Blue Murder/Blue Murder

Bluemurder
アーティスト名 Blue Murder
アルバムタイトル名 Blue Murder
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1989/04/25
短評 地力ある
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Riot】 8.3
【②Sex Child】 8.3
【③Valley Of The Kings】 8.4
【④Jelly Roll】 8.4
【⑤Blue Murder】 8.3
【⑥Out Of Love】 8.4
【⑦Billy】 8.4
【⑧Ptolemy】 8.3
【⑨Black-Hearted Woman】 8.5

ヘヴイ度    ♪♪
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メロディアス度 ♪♪♪
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いい加減なコメント

ホワイトスネイクの『サーペンスアルバス』は言わずと知れた名盤である。
その傑作品を作り上げたのはデイヴィッド・カヴァーデル、彼一人の功績ではない。
当時ホワイトスネイクのメンバーとして在籍していたジョン・サイクスという若きギタリストが居たからこそ、あの歴史的名盤は生まれた。
結局そのすぐ後、サイクスはカヴァーデルと袂を分かち合い紆余曲折を経て、トニー・フランクリン、カーマイン・アピスという強力なリズム隊を得てブルーマーダーを結成したのだった。

このアルバムでヴォカールをとっているのはサイクス自身だ。
ホワイトスネイク時代には素晴らしいバッキングヴォーカルを務めていた実績もあったので、決して歌唱力は悪くはないのだがメインヴォーカルとしては何か物足りなさを感じてしまう。
楽曲も『サーペンスアルバス』の再来と期待していたより若干ではあるがインパクトに欠けた。
それでも彼のエモーショナルなギターは堪能できるし、メンバーの確かな演奏には十分に満足がいく。

①の徐々に盛り上がるギターソロには鳥肌がたつし、『スティル・オブ・ザ・ナイト』を彷彿とさせる②③には俺が『サーペンスアルバス』を作り上げたんだという自負すら見え隠れする。
⑥はサイクスらしい泣きのオーソドックスなバラード。
アルバム最後を締めくくるのは⑨は『バッド・ボーイズ』のような疾走ナンバー。

このアルバムで『サーペンスアルバス』は誰のおかげで完成したのか、サイクスのミュージシャンとしての能力は証明できた。
だが結局ブルーマーダーの存在意義とは何だったのか。
この時点では、『サーペンスアルバス』という亡霊を常に意識しすぎた作品という印象が強い。
隠れた名盤であることに間違いはないが。

-15/Jun/2008-

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Black Sabbath/Heaven And Hell

Heaven
アーティスト名 Black Sabbath
アルバムタイトル名 Heaven And Hell
勝手な評価(最高 100) 90
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1980/05
短評 絶対的本命
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Neon Knights】 9.1
【②Children Of The Sea】 8.1
【③Lady Evil】 8.4
【④Heaven And Hell】 8.9
【⑤Wishing Well】 8.3
【⑥Die Young】 8.9
【⑦Walk Away】 8.1
【⑧Lonely Is The Word】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
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いい加減なコメント

ひとえにブラックサバスと言っても、バンドの歴史は様々である。
歴代の在籍したシンガーの中で、初期のオジー・オズボーンが在籍していた時代しか認めないファンもいるし、ひょっとすると少数派かもしれないが90年代初頭のトニー・マーティーンが在籍していた時代が好きなファンだっているかもしれない。
そしてこの1980年に発表された『ヘヴン・アンド・ヘル』の作品でヴォーカルをとっている稀代の名シンガー、ロニー・ジェイムス・ディオが在籍していた80年代前半のブラックサバスこそ本物だと主張するファンも。
とにかくこの名盤が生まれたことでこの時のブラックサバスは輝いていたことに異論はないだろう。

2008年現在は、当時のメンバーが集まって『ヘヴン・アンド・ヘル』の名義でバンド活動を行っている。
昨年は来日公演を行い、ロニーの圧倒的なヴォーカルパフォーマンスやトニー・アイオミの絶対的な存在感は今もなお健在ぶりであった。
そのライヴでもこの作品から多くの名曲が演奏されファンを熱狂させている。

ロニー色を強く押し出した①からオジー時代とは違うブラックサバスの魅力が全開である。
これは全ての楽曲にいえることだが、トニー・アイオミの独特のギターリフと、ギーザー・バトラーのグルーヴィー感溢れるうねるベースがより一層ロニーの世界観に光を与えている。
ヘヴィな楽曲だが荘厳さが漂う②。アルバムのハイライトである④の静と動の美しいコントラスト。
サビの疾走感に酔いしれる⑥など、ロニー期のブラックサバスの魅力さを堪能できる楽曲が目白押し。

従来のブラックサバスでもない。かといってロニーが在籍していたレインボーでもない。
華麗なるロックの融合だ。
私にとってのサバスの名盤と言えば迷わずこの『ヘヴン・アンド・ヘル』を選択するだろう。
不朽の名作ここにあり。

-08/Jun/2008-

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Bad English/Bad English

Badenglish
アーティスト名 Bad English
アルバムタイトル名 Bad English
勝手な評価(最高 100) 83
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1989/07/01
短評 鉄板
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Best Of What I Got】 8.0
【②Heaven Is A 4 Letter Word】 8.1
【③Possession】 8.4
【④Forget Me Not】 8.2
【⑤When I See You Smile】 9.0
【⑥Tough Times Don't Last】 8.3
【⑦Ghost In Your Heart】 8.1
【⑧Price Of Love】 8.4
【⑨Ready When You Are】 8.0
【⑩Lay Down】 8.2
【⑪The Restless Ones】 8.3
【⑫Rockin' Horse】 8.3
【⑬Don't Walk Away】 8.2

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
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メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

いつの時代でもスーパーバンドというものは生まれるものである。
今から約20年前にもそれは存在していた。
ジャーニーのニール・ショーン(G)とジョナサン・ケイン(Key)、ベイビーズのジョン・ウェイトン(Vo)などそうそうたるメンバーで結成された『バッド・イングリッシュ』はスーパーバンドという名に相応しいものであった。
ジャーニーとベイビーズの融合、それはリスナーの期待を裏切らない素晴らしい作品を届けてくれることになった。

サウンドはジャーニーの全盛期を踏襲しつつハードロックの要素がピリっと効いている①で幕を開ける。
①に限らず②④⑥といった大半がこの系統だ。ジャーニーの復活と捉えていたファンも多い。
それ以上にこの作品から次々とシングルカットされたバラード曲が素晴らしいのがこのアルバムのハイライトといえるだろう。
そのバラード曲というのが③⑤⑧。
中でも⑤は当時某ジーンズのCMに起用されていたので、耳にした日本人も多いはずだ。
美しいピアノの調べから入るこの曲はサビの部分までの盛り上がり、サビのメロディの美しさ、切なさこみあげる泣きのギター有りと80年代を代表するバラード曲と言っても過言ではないだろう。
このバラード3曲が良いバランスで配置されてはいるが、あきらかに13曲は多すぎた。
前半並の緊張感を持続するのは難しく、後半は多少なりとも飽食気味になってしまったのがこのアルバムの難点といえるところか。
もうすこし楽曲を絞っていったら、もうちょっとまとまり感が出ていたような気がする。
でも素晴らしい作品であることに違いはない。

HM/HRが全盛期だった80年代後半。
しかしながらまもなくその栄華の終焉を迎える時代でもあった。そんな時期に彼らは誕生し二つの大きな足跡を残していった。
その一つでもあるこのデビュー作は、時代が移り変わろうとその輝きは衰えることなく、今もなお名盤として語り継がれていくことであろう。
美しいロックはここにある。

-01/Jun/2008-

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