Guns N' Roses/Chainese Democracy

Chainesedemocracy
アーティスト名 Guns N' Roses
アルバムタイトル名 Chinese Democracy
勝手な評価(最高 100) 87
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/11/22
短評 ハマれば
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Chinese Democracy】 8.3
【②Shackler's Revenge】 8.0
【③Better】 8.6
【④Street Of Dreams】 8.6
【⑤If The World】 7.7
【⑥There Was A Time】 8.6
【⑦Catcher In The Rye】 8.7
【⑧Scraped】 8.3
【⑨Raid N' The Bedouins】 8.1
【⑩Sorry】 7.6
【⑪I.R.S】 8.7
【⑫Madagascar】 8.4
【⑬This I Love】 8.3
【⑭Prostitute】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

ついに山が動いた。
前作のオリジナルアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンI、II』より実に17年ぶりに新作がリリースされた今作は、発売以前から噂されたタイトルどおりの名前で、アルバムが発売されたこと自体がまるで事件性でもあるかのような驚きと喜びをもって世間から迎えられた。
新作に取りかかったのが14年前というのだから、その長きに渡るプロセスの中でバンドの状況は目まぐるしい変化を遂げ、現在に至ってオリジナルメンバーがアクセルだけになるという事態になっている。

スラッシュやダフ、イジーが在籍していた時代こそが本当のガンズだと主張するファンからすれば、今回の新作をガンズ・アンド・ローゼズの作品として捉えた場合に突き出される答えは「NO」だと言う方が多いであろう。
楽曲に偏りがみられるのはアクセルの絶対的権限が強いせいというか、アクセルの目指しているべき道が他の旧メンバーと違うのを如実に物語っている。

①で長い沈黙を引き裂くようなアクセルのシャウトから、ギターの音を聴いた瞬間に待ち望んでいた新生ガンズにワクワクさせられたのだが、アルバムを聴き終えてみるとなぜか釈然としない気持ちにさせられた。
楽曲自体は悪くない、むしろ素晴らしい。それでもやっぱり素直に諸手を上げて喜べない自分がいる。
まずドラマチックな構成で作られたバラード曲が多いのが特徴である。
『イストレンジド』的な⑤⑫⑭、一昔前に流行ったような曲調のバラード⑬。
昔のガンズでは考えられなかったインダストリアルロックのような⑤。元スキッド・ロウのセバスチャン・バックと共演しているグランジ調の⑩。キャッチーな楽曲の④、⑦。

様々な面をみせるアルバム。
まるで一つの映画を見たような感じにも思えた。
アクセルのソロ作品として見方を変えてみると非常に優秀な作品であることは間違いない。
ただこれを今のガンズの姿だと考えてしまうと、一抹の寂しさを覚えてしまうのである。
長い時間をかけて、たどり着いた行き先がここで終わりを迎えてしまうことだけは決して認めたくない。

-07/Feb/2009-

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KISS/Revenge

Revenge
アーティスト名 KISS
アルバムタイトル名 Revenge
勝手な評価(最高 100) 88
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1992/05/19
短評 準備万端
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Unholy】 8.3
【②Take It Off】 8.3
【③Tough Love】 8.2
【④Split】 8.1
【⑤God Gave Rock 'n' Roll To You II】 8.6
【⑥Domino】 8.2
【⑦Heart Of Chrome】 8.1
【⑧Thou Shalt Not】 8.1
【⑨Ever Time I Look At You】 9.1
【⑩Paralyzed】 8.0
【⑪I Just Wanna】 8.6
【⑫Carry Jam 1981】 (インストゥルメンタル)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

キッスにおける現時点での最新ヒット作といえばこの1992年に制作された『リヴェンジ』だろう。
次に発売された『サイコサーカス』の出来の悪さがより一層この作品の良さを浮き出させている。

今作でのラインナップはオリジナルメンバーのポール・スタンレー(G、Vo)、ジーン・シモンズ(B、Vo)で、その他のメンバーはブルース・キューリック(G)、エリック・シンガー(Dr)で構成されている。
ドラマーの前任者、エリック・カーをガンで失った彼らが新たなドラマーを迎え再び音楽シーンに舞い戻った。

キャッチーでダイナミックなロックンロールは今までどおりで、そこに全体的にヘヴィさが加味され聴き応え十分な作品に仕上がっている。
キッスに過去在籍していたギタリスト、ヴィニー・ヴィンセントとの共作も話題を呼んだ。
ジーンがリードヴォーカルをとっているヘヴィさを全面に押し出した楽曲の①⑥⑧、ポールとジーンがヴォーカルパートを分け合いながら歌っている⑤、アンプラグドブームが全盛期だからこそ生まれたバラードの名曲⑨など特徴がある楽曲がずらりと並ぶ中、ポップ色溢れるキッスお得意のロックンロール②③⑪ももちろん存在してる。
捨て曲といわれるものがほとんどない。
最後の⑫はエリック・カーの遺作であり、感傷的にさせられる。

それにしてもこのアルバムにはキッスの底力を感じさせられるほどの威力がある。
発売当初よりもっと評価されてもいい作品だ。

-24/Aug/2008-

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木村カエラ/+1

1
アーティスト名 木村カエラ
アルバムタイトル名 +1
勝手な評価(最高 100) 81
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/04/02
短評 停滞気味
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①NO IMAGE】 7.8
【②Jasper】 7.9
【③Yellow】 8.4
【④STARs】 8.1
【⑤ファミレド】 8.1
【⑥dejavu】 7.9
【⑦Samantha】 7.9
【⑧+1】 7.8
【⑨No Reason Why】 7.9
【⑩鏡よ鏡】 8.5
【⑪はやる気持ち的My World】 8.3
【⑫1115】 8.2
【⑬Humpty Dumpty】 7.8

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

前作同様ポップなアルバムである。
シングル曲②、③、⑦を含む彼女の通算4作目のオリジナルアルバムは、正直物足りなさを覚えてしまった。
結局のところどんな音楽をやりたいのか見えてこない。
『Circle』のときにも評したが、打ち込み系の①②や、ロックテイストが満載の③⑩、その他軽快なポップ曲が多く収録されているので、バラエティ豊かな作品と言ってしまえばそれまでだが、肝心の楽曲にガツンとくるものが少なく期待していたぶん落胆してしまった。

かなり印象に残った楽曲というのが⑩ぐらいだったというのが残念だ。
聴いた最初の印象がイエローモンキーっぽさを彷彿とさせられたが、この楽曲を提供しているのはyoheyOKAMOTOというアーティストらしい。
エッジの効いたグルーヴ感を全面的に押し出したこのクールな楽曲は、このアルバムの中で大きなアクセントとなっている。

全体的にアルバムの流れを見ると序盤はそこそこ盛り上げるが、中盤のノリが弱い。終盤の⑩以降にやや勢いが出てきてラストへなだれ込む構成になっている。
疾走ナンバーの⑪みたいな曲がもう少し欲しかった。
⑫はかつて日本のロックシーンで活躍したユニコーンみたいだと思ったが、よくよく考えてみたら奥田民生が提供したナンバーだった。特色が出て当たり前か。

つまるところ前作からの成長ということでは歌唱力、守備範囲が広がったという点のみ。
はっきり言ってしまえばクオリティが低いとかそういうことではなく、捨て曲レベルの⑥⑦⑧⑨が肝心の場面に割り込んできて面白みに欠けた作品になってしまった印象が拭えない。
ここが限界なのか。

-06/Apr/2008-

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木村カエラ/Scratch

Scratch
アーティスト名 木村カエラ
アルバムタイトル名 Scratch
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2007/02/07
短評 絶好調
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①L.drunk】 8.1
【②Magic Music】 8.5
【③Snowdome】 8.6
【④ワニと小鳥】 7.8
【⑤dolphin】 8.4
【⑥sweetie】 8.4
【⑦きりんタン】 7.8
【⑧Scratch】 7.0
【⑨SWINGING LONDON】 8.0
【⑩never land】 8.3
【⑪TREE CLIMBERS】 8.4
【⑫JOEY BOY】 8.4
【⑬Ground Control(Album Mix)】 8.2

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

ヒットしたシングル三曲を含む通算三枚目のアルバムは好調なセールスを続けている。
その最もたる原因はメディアによって大々的にプッシュされた強力なシングル収録されていることはあきらかだが、それに負けず劣らずその他のアルバム収録曲の出来が良いのも売れている要因なのではないだろうか。

改めて過去リリースした二枚と今作を見てみると彼女の場合はアルバムを出すたびに作品の顔が違ってみえることが特徴であることがわかる。
バラエティに富んでいると言えば聞こえは良いが、ネガティヴに捉えるとアーティストとしての一貫性がないようにも映ってしまう。
ゲストのソングライター陣によるもので仕方がないといえばそうかもしれないが、もっと木村カエラとしての音楽性を全面的に押し出して欲しい。
そして今回は万人受けするアルバムを作ったんだなっていうのが正直な感想。
⑪みたいなもうちょっとロックしている楽曲を多数収録してくれたらと願っていたが、結局良質なポップ曲を集めた作品集となってしまっている。

しかし、そんな個人的願望を除けばこのアルバムはもの凄い輝きを放っている。
⑤⑫などシングル並のクオリティを備えている楽曲に引っ張られ、なんだかモヤモヤした雰囲気が漂っていたセカンドアルバムとは対照的な位置をとっている。
健全というか、前向きというかポジティヴな雰囲気に包まれていのだ。

アルバムの質という点では今回がずば抜けて優れている。
それは揺るぎない事実だ。
だからこそこの次で真価が問われてくるのは必至だろう。
次に発表してくれる四枚目のアルバムはどういった方向性を出してくれるのか。
今から楽しみになってきた。

-03/Mar/2007-

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木村カエラ/Circle

Circle
アーティスト名 木村カエラ
アルバムタイトル名 Circle
勝手な評価(最高 100) 77
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2006/03/08
短評 どこまで
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①リルラ リルハ】 8.5
【②tea cup】 8.0
【③I hug】 7.5
【④BEAT】 7.9
【⑤トゥリル トゥリル リカー】 8.1
【⑥Twinkle】 8.1
【⑦You】 8.8
【⑧PIONEER】 8.0
【⑨Deep Blue Sky】 7.0
【⑩Dancing now】 7.8
【⑪Circle】 7.7
【⑫はちみつ】 7.4
【⑬C-hildren】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

①で一気にシンガー木村カエラとしてブレイクした注目の作品だ。
ロック歌手を夢見るファッションモデルがついにシンガーとしてデビューし、その真価を問われるであろうアルバム第二作。

そうそうたる日本のアーティストらから楽曲を提供さてれいるということで、前作に比べて非常にバリエーションが多彩になっている。
と言えば聞こえもいいだろうが、正直がっかりした。
デビューアルバムで見せてくれた勢いが完全に消えたみたいだ。
余裕がでてきたのだろうか、それとも単なる方向転換なのか、完全なロックアルバムではないのは確かだ。
ロックでなくとも良い曲は良いと思うのだが、退屈すぎる楽曲がいくつか存在する。
勝手な期待をしていたこちらが悪いのだが、③⑨⑪⑫はあまりにもなんだか物足りない。
木村カエラはロックが好きじゃなかったのか。

ただし⑦は秀逸。
結局このアルバムは①と⑦、⑬でなんとか体裁を保っているように思える。

さて次に彼女自身の歌唱力について。
一流の歌手と言えるまではまだまだだが、前作よりは歌唱力が格段に成長しているのがうかがえる。
ここまでのアーティストとしての経験が自信として現れているのがわかるし、良い意味での余裕も少しは感じられるからだろう。
まだまだ成長する余地はある。
そして化ける可能性を秘めている。

かわいらしく女の子らしい歌詞を、骨太なギターサウンドに乗せてロックしている木村カエラが一番魅力的。
その魅力を十分に引き出す楽曲提供者に巡り会うことも大切になってくる。
あるテレビ番組でロックでなくてもカエラの魅力を思う存分引き出せた例もある。

次の作品にはもっと期待したい。
それに応えられるぐらいのポテンシャルが彼女にはあると思う。

-02/Apr/2006-

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GUNS N' ROSES/Use Your Illusion II

use_your_illusion_ii
アーティスト名 GUNS N' ROSES
アルバムタイトル名 Use Your Illusion II
勝手な評価(最高 100) 88
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1991/09/17
短評 休み明けでも
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Civil War】 8.0
【②14 Years】 7.7
【③Yesterdays】 7.9
【④Knockin' On Heaven's Door】 (カヴァー曲)
【⑤Get In Te Ring】 8.2
【⑥Shotgun Blues】 8.5
【⑦Breakdown】 8.3
【⑧Pretty Tied Up】 8.4
【⑨Locomotive】 8.3
【⑩So Fine】 7.8
【⑪Estranged】 9.2
【⑫You Could Be Mine】 9.5
【⑬Don't Cry】 6.9
【⑭My World】 0.9

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

Iに引き続き同時に発表されたアルバム。

こちらもIと同等の雰囲気を醸し出しているが、どちらかというとIIのほうのが、アルバム単位としてはまとまっているように思える。
すんなりと受け入れられた。
アルバム発表前から既に知られていた①④⑫などが入っているので馴染み深いせいでもあるだろう。


既にIで語っているのであまり説明がない。


以下気になった楽曲に対する雑感。

④はすでにライヴでも定番でボブデュランのカヴァー曲。
ガンズらしいアレンジに仕上がっている。
今更このアルバムに収録する必要があったのか。

⑤はマスコミ、⑥は当時対立していたモトリーに対して攻撃した曲と言われている。
双方の楽曲とも非常にノリの良いアップテンポのナンバー。

⑪は壮大なバラード曲。
IにNovember Rainがあるのなら、こちらには⑪がある。
ピアノとギターが相乗効果を生み出し、最初から最後まで盛り上がりをみせる。

そして⑫はご存知、映画ターミネーター2の主題歌となっていたこのアルバムの先行シングル曲。
良く出来過ぎた感のあるこの曲は、アルバム終盤を飾るクライマックスにはうってつけのナンバーだ。

⑬⑭はこのアルバムからみれば蛇足。
なくても良かったのではないだろうか。


巨大な力を持ったモンスターバンドは、これ以降カヴァー集のアルバムを発表するが、イジーやスラッシュ、ダフが脱退していき名前だけが残った虚構のバンドへとなっていく。
今の時点でこれがオリジナルアルバムとしては【最新】となるのだろうが、すでに15年も前のアルバムだ。

最後になるがI、IIを聴き終えて改めて思ったことがある。
やはり一枚にまとめて発表すればまた違った評価になったのではないだろうか。
しかしそんなことをせず、自分たちのやりたいようにやる。
そんな姿がガンズらしくていいんじゃないのかと思い直してしまうあたり、影響力が強いアルバムだったということか。

-15/Jan/2006-

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GUNS N' ROSES/Use Your Illusion I

use_your_illusion_1
アーティスト名 GUNS N' ROSES
アルバムタイトル名 Use Your Illusion I
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1991/09/17
短評 休み明けでも
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Right Next Door To Hell】 7.9
【②Dust N' Bones】 7.7
【③Live And Let Die】 (カヴァー)
【④Don't Cry】 7.0
【⑤Perfect Crime】 8.0
【⑥You Ain't The First】 7.7
【⑦Bad Obsession】 8.0
【⑧Back Off Bitch】 8.9
【⑨Double Talkin' Jive】 7.9
【⑩November Rain】 8.3
【⑪The Garden】 8.2
【⑫Garden Of Eden】 8.2
【⑬Don't Damn Me】 9.3
【⑭Bad Apples】 8.3
【⑮Dead Horse】 8.3
【⑯Coma】 8.1

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

まさにやりたい放題のアルバム。
出来上がった曲をもったいないからそのまま全部つぎ込みました的な感覚で構成されていると思わざるえない。
しかもIだけに限らず同時にIIも発売するといった荒技で、当時からすればそれは驚きであった。

アルバムの色としての統一性とかも感じられなく、ごった煮。
曲の出来の善し悪しなどを超越して、それでも全てがガンズらしいと思えるのが不思議だ。
それにしてもデビューアルバムからこのセカンドアルバムが完成されるまで4年。
待たされた。
待望されたアルバムであったことは確かで、国内盤では実に7人もの雑誌編集者や評論家がアルバムのライナーノーツを寄稿している。まさに前代未聞のモンスターアルバムであった。

ダフのベースがうなりをあげながら始まる①から10分以上にも及ぶ大曲⑯までのじつに70分。
これを長いと感じる人もいれば、あっという間という人もいるだろう。
私は長かったように思えた。
前半のインパクトの無さがそのまま後半におよび、トータル的にはイマイチ感を醸し出していた。
ただ、個性を放つ楽曲もあった。
それを以下に挙げる。
                                       
③はポールマッカートニー率いるウィングスのカヴァー曲。
ガンズ流にうまくアレンジがされていて、もはやガンズの持ち歌と認識している人も少なくないのでは?

⑧は王道をいくHRといった要素が多く、サビや曲構成が万人に受けやすいキャッチーかつ格好良い楽曲。

⑩は壮大な世界が広がるバラード曲。ただちょっと無駄に長過ぎる感じがする。

⑪はミドルテンポの独特の雰囲気があるこの曲はバッキングヴォーカルにアリスクーパーが参加している。

そしてこのアルバムの中での一押しは⑬。
テンポの良さと、初期のアルバムに通じるアクセルの勢い、痺れるようなスラッシュのギターソロとどこを切ってもガンズ節が炸裂している。同じような⑫もあるのだが、味が出ている点ではやはり⑬のほうのが最高だ。

と、散々くだらない感想をならべてきたが、やはりガンズが作り出す音楽はガンズであって、他のものが及ばない孤高の存在であることをこのアルバムで証明されている。
IIと比べてみることじたいナンセンスなことだが、IIより勝っている点といえば個性のある楽曲が集まっていることか。
多種多様なガンズの音楽が堪能できる。

-08/Jan/2006-

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GUNS N' ROSES/Appetite For Destruction

appetite
アーティスト名 GUNS N' ROSES
アルバムタイトル名 Appetite For Destruction
勝手な評価(最高 100) 90
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1987
短評 敵なし
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Welcome To The Jungle】 9.0
【②It's So Easy】 8.2
【③Nightrain】 8.4
【④Out Ta Get Me】 8.4
【⑤Mr.brownstone】 8.3
【⑥Paradice City】 8.6
【⑦My Michelle】 8.0
【⑧Think About You】 8.1
【⑨Sweet Child O' Mine】 8.9
【⑩You're Crazy】 8.3
【⑪Anything Goes】 8.3
【⑫Rocket Queen】 8.1

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪
格好良さ度   ♪♪♪♪♪


いい加減なコメント

もはや説明不要の歴史的名盤、ガンズアンドローゼズのデビューアルバム。
他人の意見を参考にするよりも、何も言わず、まずはこの作品をじっくり聴けと言いたい。


バンド自体が持ち合わせている毒々しさ、ギラギラ感、派手さ、全てをこのアルバムが表現している。
それでいて壊れそうなガラス細工の繊細さを思い浮かべる独特のこの世界観をもつ音楽は全てのファンに受け、全世界で一千万枚以上の売り上げを記録していった。

1987年といえば、デフレパードの『ヒステリア』、ホワイトスネイクの『サーペンスアルバス』とHM/HR史に燦然と輝く名盤を輩出した年代で、まさにハードロックが全世界へ向けて快進撃を進めている黄金期であった。
1987年に発売された『アペタイトフォーディストラクション』は、50週かけて翌年にはビルボードで堂々一位に上りつめる。
一度首位から陥落するも再びトップに返り咲きその後三週間も居座り続けるモンスターアルバムとなった。

縦ノリ、グルーヴ感が溢れる①。
ハードロックの王道をいく③④。
キャッチーなサビ、ギターリフが印象的な⑥。
こちらもギターリフが凄く印象的な名バラード⑨。
スピードチューンの⑦⑩。
その他すべてがガンズらしい曲だった。

アクセル、スラッシュ、イジー、ダフ、スティーヴンといったオリジナルメンバーだったからこそ、このような傑作がつくれたのだと思う。
とくに小刻みに奏でるイジーのリズムギターとスラッシュの自由奔放に奏でるリードギターは、それぞれがうまく重なり合ってガンズ独特の音楽を形成してゆくのである。
そこにアクセルローズのふてぶてしい歌声が乗れば、完璧なガンズが出来上がりだ。

いまあるガンズはガンズにしてガンズに非ず。
後にイジーが去り、スラッシュ、ダフまでもが居なくなった。
裸の王様だけが残った今のガンズにどんな未来があるのか知る由もない。

このアルバムを聴かずして、ガンズを語るなかれ。
ガンズアンドローゼズはこのたった一枚のアルバムで伝説的バンドになったのだ。
今風で言うなれば、『アペタイトフォーディストラクション』はまさにディープインパクトだ!
この衝撃はいつまでも忘れない。

-25/Dec/2005-

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QUEENSRYCHE/HEAR IN THE NOW FRONTIER

hear
アーティスト名 QUEENSRYCHE
アルバムタイトル名 HEAR IN THE NOW FRONTINER
勝手な評価(最高 100) 61
お勧め度(最高 ★x5個) ★★☆☆☆
発売日 1997/03/25
短評 反発あり
いい加減なコメント
クイーンズライチ史上、リスナーにもっとも酷評を受けたアルバム。

今までの幻想的な楽曲は息を潜め、流し程度に作られたいい加減なアルバムとも言えかねない、危険なアルバムだ。
実験的なアルバムといってしまえばそれまでだが、余分な肉を削ぎ落とした繊細な音楽と言えば聞こえが良い。

ダークかつマイペース的な流れで澱みなく淡々と曲が流れていく。
常に危険と隣り合わせたようなあのスリリングな曲はもう存在しない。
そこにあるのは、等身大のスケールダウンしたクイーンズライチだけだ。

悪くない。
今、こうして聴いていても酷いというわけでもない。
【⑦ YOU】、【⑨ Miles Away】、【⑩ REACH】など、癖のある楽曲は一度聴いてしまうと意外と嵌る。

ここまでの大変身はデフレパードのスラングのそれと似ている。
ここで、デフレパードとの違いは音楽会社に見捨てられたということ。

ファンの怒りと失望をかったこのアルバムを発表後、クイーンズライチは音楽シーンから姿を消していく・・・。

-14/Mar/2005-

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