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JOURNEY/Revelation

Revelation
アーティスト名 JOURNEY
アルバムタイトル名 Revelation
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/07/14
短評 復活の狼煙
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Never Walk Away】 8.6
【②Like A Sunshower】 8.2
【③Change For The Better】 8.4
【④Wildest Dream】 8.0
【⑤Faith In The Heartland】 8.3
【⑥After All These Years】 8.4
【⑦Where Did I Lose Your Love】 8.2
【⑧What I Needed】 8.2
【⑨What It Takes To Win】 8.0
【⑩Turn Down The World Tonight】 8.5
【⑪The Journey (Revelation)】 (インストゥルメンタル)
【⑫Let It Take You Back】 8.0

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

ジャーニーのヴォーカリストといえば真っ先に思い浮かぶのはスティーヴ・ペリーだ。
彼が在籍していた時期こそがジャーニーにとっての全盛期であり、あの金字塔を打ち立てた『フロンティアーズ』『エスケイプ』での印象が強すぎる。そのスティーヴ・ペリーは1998年でバンドを脱退。
あれからバンドはオウジェリー、ジェフ・スコット・ソートとフロントマンを替えながら活動を続けてきた。
その頃の作品はセールス的には不振を続けてきたが、内容にしては評判は悪くないと聞く。
そしてまた新たなフロントマンを迎え、2008年に発表した『Revelation』は今までのセールス不振が嘘かのような快進撃をチャート上で賑わしている。
①を聴いた時点で正直驚いた。まるでスティーヴ・ペリーのような高音域での伸びのある歌声を聴いたからに他ならない。
サウンド的にも80年代のあの作品に近いものを感じる。
そのジャーニーの新しいヴォーカリストというのがフィリピン人のアーネル・ピネダという人物だ。
ジャーニー加入のきっかけとなったのはYouTubeだというから面白い。ニールショーンがYouTubeでジャーニーのフロントマンに相応しい人材がいないか探しまわったところ、フィリンピンで活動していた頃の彼の歌声に目をつけたのだ。
彼の生い立ちも含めて現代ならではのシンデレラストーリーである。

さて、肝心のアルバム内容だが文句無しに出来が良い。
これぞ産業ロックの代名詞、ポップでキャッチーなメロディー、バラード、金太郎飴のごとくどこからどう切ってもジャーニーそのものの音楽だ。
これは往年のジャーニーファンでも納得するのではないだろうか。

裏を返せば名盤の焼き直しと批判もできるのだが、あえて原点回帰で勝負しようとしたその姿勢を評価したい。
ちなみにこの作品は1枚目が新作集で2枚目が過去のヒット曲を今のメンバーで再収録したものとなっている。
願わくば話題性のみで終わることなく、ジャーニーとしての音楽性をアピールし続けて欲しいものだ。

-27/Jul/2008-

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BUCKCHERRY/BUCKCHERRY

Buckcherry
アーティスト名 BUCKCHERRY
アルバムタイトル名 BUCKCHERRY
勝手な評価(最高 100) 83
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1999/04/21
短評 力ある
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Lit Up】 8.2
【②Crushed】 8.3
【③Dead Again】 8.5
【④Check Your Head】 8.2
【⑤Dirty Mind】 8.5
【⑥For The Movies】 8.0
【⑦Lawless And Lulu】 8.1
【⑧Related】 8.4
【⑨Borderline】 7.9
【⑩Get Back】 7.9
【⑪Baby】 7.0
【⑫Drink The Water】 8.3
【⑬Late Nights In Voodoo】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

メタルブーム復活の兆しはみせても、それは大きなムーヴメントにはならず一時の流行で収束してしまう。
寄せては返す波のように、その繰り返しが起きていた灰色の時代にバックチェリーは登場してきた。
中途半端な音楽シーンに異質ともいえる直球型のロックンロールを武器に、時代を切り開く新たなヒーローが誕生した瞬間だと思われた。
LA出身ということでモトリーやガンズの王道の流れを汲む希望の星であったのだ。
そのバックチェリーのセンセーショナルなデビューアルバムがセルフタイトルとなっているこの『バックチェリー』だ。

とにかく単純明快。
余計な詮索などいらないロックアルバムは前半から畳み掛けるようなダイナミックさが良い。
AC/DCを思わせる①の豪快なタテノリのリズムからバラードの⑥、そして彼らの代名詞ともいえる荒削りなロックナンバー②③⑤と、とにかくジェットコースターに乗っている感覚ぐらい目まぐるしい楽曲が聴き手の想像力をかき立ててくるのだ。
しかし息もつかせない前半に比べて、後半はゆったりとした楽曲が多く目立ち若干インパクトに欠けるのは否めない。
意外な器用さを見せつけるのはいいが、やや中だるみしたのがもったいない。

それにしても時が経った今聴いてみても、気持ちが良いアルバムである。
陽気であっけらかんとした風土、そしてどこか退廃感が漂うLAのロックンロールを自ら体現したバンドはこのバックチェリーが最後であろう。

時代錯誤?
もうどう言われてもいいじゃないか。
これぞロックンロールだ。

-20/Jul/2008-

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中森明菜/バリエーション <変奏曲>

Variation
アーティスト名 中森明菜
アルバムタイトル名 バリエーション <変奏曲>
勝手な評価(最高 100) 89
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1982/10/27
短評 充実一途
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①イントロダクション】 (インストゥルメンタル)
【②キャンセル!】 8.7
【③脆い午後】 8.5
【④哀愁魔術】 8.6
【⑤咲きほこる花に・・・】 8.4
【⑥ヨコハマ A-KU-MA】 8.6
【⑦メルヘン・ロケーション】 8.6
【⑧少女A】 9.0
【⑨第七感】 8.1
【⑩X3ララバイ】 8.6
【⑪カタストロフィの雨傘】 8.9
【⑫エンディング】 (インストゥルメンタル)

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

衝撃のデビューアルバムに続き、このセカンドアルバムも80年代初期の中森明菜を網羅した一枚である。
しかもこのアルバムは彼女自身のオリジナルアルバムの中で最大のセールスを記録している。
まだこの頃も歌唱力に初々しさが残っている。
それも当然か、デビューアルバムから約4ヶ月後のリリースされたのがこのセカンドアルバムなのだ。
前作に比べると、若干インパクトが落ちているのは否めない。
しかし、アイドル中森明菜が確実に大人への階段を上るステップとして重要な作品であることに間違いは無いだろう。
それに完成度はかなり高い。

面白いのはここに収録されている楽曲が両極端にわかれていることだ。
いわゆる不良、つっぱり系とでも言えばいいのか攻撃的な楽曲②④⑥⑧⑩とファンタジー系のやわらかい楽曲③⑤⑦⑨にほぼ分割できる。
①のイントロダクションから力で押し切るロック系歌謡曲②、京ことばの歌詞が入ったムード漂う③、テンポの良いポップス④など順番に最後まで聴いていくと面白い法則に行き当たった。
先ほど述べた対極された各楽曲が交互に並んでいるのである。動と静、まさにアルバムタイトルのごとく変幻自在だ。
アルバムのラストを飾る⑪は壮大なバラード曲。あまりのドラマチックな構成はそのもの悲しい歌詞とマッチして圧巻とさえ思わされる。

それにしてもバリエーション豊かな声色だ。楽曲のイメージ対して完璧に使い分けている。
その魅力的な歌声はこのアルバムのいたるところで堪能できる。
シングル曲は今や明菜のつっぱり系歌謡曲の先駆けとなった⑧の一曲だけだが、その他隠れた名曲がここにはたくさんある。

現代のアイドルとは格が違う。オーラが違う。
王道といえる本物のアイドル歌謡曲ここにあり。

-13/Jul/2008-

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Judas Priest/Nostradamus

Nostradamus
アーティスト名 Judas Priest
アルバムタイトル名 Nostradamus
勝手な評価(最高 100) 82
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/06/25
短評 距離不安
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

(DISC 1)
【①Down of Creation】 
【②Prophecy】 
【③Awakening】 
【④Revelations】 
【⑤The Four Horsemen】 
【⑥War】 
【⑦Sands of Time】 
【⑧Pestilence and Plague】 
【⑨Death】 
【⑩Peace】 
【⑪Conquest】 
【⑫Lost Love】 
【⑬Persecution】 
(DISC 2)
【①Solitude】 
【②Exiled】 
【③Alone】 
【④Shadows In The Flame】 
【⑤Visions】 
【⑥Hope】 
【⑦New Beginnings】 
【⑧Calm Before the Storm】 
【⑨Nostradamus】 
【⑩Future of Mankind】 
※コンセプトアルバムのため各楽曲の評価点については割愛

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

バンド史上初めてのコンセプトアルバムに挑戦した意欲作。
二枚組で100分にもおよぶ壮大なロックオペラである。
だれしもが聞いたことある歴史上の有名人物、あのノストラダムスの生涯を吹き込んだ作品だ。
最初に言っておくが『ペインキラー』のような作風のみを望んでいるのであれば、このアルバムに必要以上に期待することは無駄である。
この作品は浮き沈みの多い激動のノストラダムスの人生そのもののように、楽曲もスピードチューン一辺倒ではなく、壮大なスケールで織りなす世界観が伺える。
つまり、ミドルテンポの重厚なドラマ性を全面に押し出す楽曲でほとんどを固めていることによって、聴く者にとってはただ単に退屈で終わってしまう可能性もあるということだ。
軽い気持ちで手にすると痛いしっぺ返しをくらうので注意が必要だ。

あえてスピードチューンをあげるのであればどちらのディスクでもクライマックスとなっている⑬(Disc 1)と⑨(Disc 2)だろう。
ただ収録されている楽曲を単純にピックアップするのはナンセンスだ。
これはコンセプトアルバム。作品の最初から最後まで何一つ欠けることなくすべてが揃って初めて一つの芸術品となるのである。

おそらくファンの間では賛否両論を巻き起こすだろう。
だが、ジューダスプリーストらしさは何も『ペインキラー』だけに凝縮されているわけではないのだ。
これもまたジューダスプリーストらしさと言えるのではないだろうか。

ノストラダムスは予言していたであろう。
遠い未来、自分を扱ったコンセプトアルバムがジューダスプリーストによって生み出されることを。

-06/Jul/2008-

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