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Whitesnake/Good To Be Bad

Goodtobebad
アーティスト名 Whitesnake
アルバムタイトル名 Good To Be Bad
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/04/23
短評 鉄砲駆けも
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Best Years】 8.3
【②Can You Hear The Wind Blow】 8.0
【③Call On Me】 8.4
【④All Want All I Need】 8.0
【⑤Good To Be Bad】 8.1
【⑥All For Love】 8.5
【⑦Summer Rain】 8.1
【⑧Lay Down Your Love】 8.4
【⑨A Fool In Love】 8.1
【⑩Got What You Need】 8.0
【⑪'Til The End Of Time】 7.9
【⑫All For Love(Doug Aldrich Sol Version)】 (ボーナストラック)
【⑬Summer Rain(Acoustic Version】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

ついに動き出した。
10年前の当時、まさかホワイトスネイクのニューアルバムが出るなんて思ってもみなかっただけ今回の新譜発売は喜びも大きい。が、その反面納得がいくような作品が今でも作れるのか疑念も常に頭の中で渦巻いている。

昨年発売されたライヴアルバム『Live In The Shadow Of The Blues』の中には新曲が4曲収録されていた。来日公演で披露した『Ready To Rock』をはじめ善くも悪くもホワイトスネイクっぽさが出ていた作品だが、今回の新しいアルバムはそれらの延長線にあると思っても良いだろう。
もう10年以上前にもなる前作『レストレスハート』はカヴァーデルのソロアルバムの印象も強かった落ち着きすぎた雰囲気のものであったが、今回は『サーペンスアルバス』や『スリップ・オン・ザ・タング』の頃のゴージャスな音作りを目指していたっぽい感じで似ても似つかない作品である。

カヴァーデルとダグ・アルドリッジとのタッグで作り上げたこの作品は良くて標準並み、悪くて標準並みという非常に曖昧な評価をせざる得ない。
一聴するとドラマチックな構成でガンガン押し進めて聴く者を圧倒させられる感じがするのだが、それほどメロディラインが秀でているわけではなく、なぜか演奏でごまかされている感じがするのである。
パワーバラード系の④はもはやおなじみのホワイトスネイクらしい曲だがあまり印象に残らないありふれた作品になっている。
しかしゴージャス路線以前の昔ながらのホワイトスネイクのエッセンスが散りばめられている作品③⑧⑨⑪もあるし、歌い出しがシン・リジィっぽさを思わせる⑥など、なんだかんだ言って楽しめる作品に仕上がっているのはさすがといったところか。
もちろんそれ以外の楽曲だって、あのサーペンスの雰囲気として魅せようとする努力は評価してもいいだろう。
ちなみに⑥のギターソロはレヴ・ビーチが弾いているが、日本盤のボーナストラック⑫はダグ・アルドリッジがギターソロを弾いている。
聴き比べてみると興味深い。

ニューアルバムの評価はファンの間では賛否両論を巻き起こすだろう。
そしてダグの作曲能力やギタースタイルについても不満が出るのも目に見えている。私もそうだから。
だが、よく考えてみてほしい。ダグがいなければ新しいホワイトスネイクのアルバムも生まれてこなかった。これもまた事実。

-27/Apr/2008-

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YUI/I LOVED YESTERDAY

Ily
アーティスト名 YUI
アルバムタイトル名 I LOVED YESTERDAY
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/04/09
短評 身が入った
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Laugh away】 8.3
【②My Generation】 8.3
【③Find Me】 7.9
【④No way】 8.0
【⑤Namidairo】 8.0
【⑥Daydreamer】 8.2
【⑦Love is all】 8.4
【⑧I will love you】 8.0
【⑨We will go】 7.8
【⑩OH YEAH】 8.0
【⑪My friend】 8.0
【⑫LOVE & TRUTH】 8.2
【⑬Am I wrong?】 8.1

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

通算三枚目となるアルバム。
過去二作品と比べると聴きやすくなっているのが大きな特徴。
ファーストアルバムほどの新鮮さは薄くなり、セカンドアルバムのポップ感とロック感との落差も少なくなったが、今回の作品では耳に馴染みやすいメロディーラインで、いわゆる歌ものに重点を置かれていると感じさせられた。
歌手としては致命的なヴォーカル能力の欠落のせいで、どうしても楽曲のレベルに歌唱力が追いつかない曲が過去のアルバムでは多数収録されているが、『I LOVED YESTERDAY』では問題が解消されているように思える。
とにかくYUIの歌い方が鼻について、あまり好きになれないリスナーでもこのアルバムはそこそこ受け入れられるのではないだろうか。

①は春の息吹を感じさせる爽やかな楽曲でヒットしたシングル曲の『CHE.R.RY』と肩を並べるポップソング。オープニングを飾るに相応しい楽曲だ。
軽快なロックソングの②や今までの彼女らしい楽曲の⑤を散りばめずつ、アルバムも流れの中でストリングを多用したドラマチックな構成のシングル曲⑫だけは浮いているが、その他は流れの中で違和感無しに収まっていると思われる。
逆にその流れの中で良い曲もさらりと評価を受け流されて埋没しがちになる危険もある中、⑦はシングル曲に負けず劣らず個性を放っている佳曲。

YUIといえばアコースティックギターで弾き語りする曲が定番とされている。
そんな定番の曲がアルバムを出すたびに少なくなっていき、不満を持つファンもいるのが現実。
しかし、いつまでも同じようなことを続けても仕方がない。不変なベーシックな部分はそのままであっても、アーティストとしての変化は必要だと思う。

『過去があるから今の自分がいる。今を後悔しないように生きていきたい』
アルバムタイトルから伺えるとおり前向きな姿勢をこれからも彼女に期待したい。

-20/Apr/2008-

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aiko/秘密

Himitsu
アーティスト名 aiko
アルバムタイトル名 秘密
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/04/02
短評 堅実に駆ける
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①You & Me both】 8.2
【②二人】 8.4
【③学校】 7.9
【④キョウモハレ】 8.3
【⑤横顔】 8.5
【⑥秘密】 8.7
【⑦ハルとアキ】 8.1
【⑧星電話】 8.3
【⑨恋道】 7.9
【⑩星のない世界】 8.4
【⑪シアワセ】 8.7
【⑫ウミウサギ】 8.1
【⑬約束】 8.1

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

気がつけばaikoもこの作品で既に8枚目のオリジナルアルバム。メジャーデビューしてから10年が経過して、8枚ということを考えれば非常にコンスタントにアルバムを出していると考えていいだろう。
そしてこれはアーティストとしては評価されるべき素晴らしい実績である。

で、今回の『秘密』だ。
ゆったりとしたミディアムバラード、スローテンポなナンバーのオンパレードで、一聴しただけではアルバム全体像が捕まえきれず多少戸惑った。
最初の印象が前々作である『夢の中のまっすぐな道』と似ていた。
あのアルバムは落ち着きすぎていて、『夏服』『秋そばにいるよ』が好みである私にはどうも魅力が薄かったのだが。

しかし『秘密』は聴くたびに新たな魅力が発見でき、実はひとつひとつの楽曲が大人としての円熟味を増したaiko節が堪能できる。
アルバムのリーディングトラックである①は、今までのアルバムには無かった手法で曲自体の中で盛り上げて、シングル曲でアップテンポなナンバー②に繋げている。これがアルバムとしては非常に際立っていて、序盤を充実させている。
また⑤⑥と随所に素晴らしい楽曲が収録されている。⑦は『夏服』に収録されていそうな曲。それに比べ⑨から始まるアルバム終盤はスローなナンバーが偏っているのだが、そんな中に⑪が入っているのがこのアルバムのハイライト。そして最後の2曲でしっとりとさせて幕を閉じているのが良い。
そう考えると、このアルバムには纏まりがあると思っていいのだろう。

どうもaikoの楽曲はすべて同じように聞こえてしまうと言った声をあちらこちらで耳にする。
それは今回のアルバムでも言えることだし、前々からもそうだ。しかしそれがaiko節というもの。
聴けば聴くほどその魅力に惹き付けられる、偉大なマンネリだ。

-13/Apr/2008-

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木村カエラ/+1

1
アーティスト名 木村カエラ
アルバムタイトル名 +1
勝手な評価(最高 100) 81
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/04/02
短評 停滞気味
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①NO IMAGE】 7.8
【②Jasper】 7.9
【③Yellow】 8.4
【④STARs】 8.1
【⑤ファミレド】 8.1
【⑥dejavu】 7.9
【⑦Samantha】 7.9
【⑧+1】 7.8
【⑨No Reason Why】 7.9
【⑩鏡よ鏡】 8.5
【⑪はやる気持ち的My World】 8.3
【⑫1115】 8.2
【⑬Humpty Dumpty】 7.8

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

前作同様ポップなアルバムである。
シングル曲②、③、⑦を含む彼女の通算4作目のオリジナルアルバムは、正直物足りなさを覚えてしまった。
結局のところどんな音楽をやりたいのか見えてこない。
『Circle』のときにも評したが、打ち込み系の①②や、ロックテイストが満載の③⑩、その他軽快なポップ曲が多く収録されているので、バラエティ豊かな作品と言ってしまえばそれまでだが、肝心の楽曲にガツンとくるものが少なく期待していたぶん落胆してしまった。

かなり印象に残った楽曲というのが⑩ぐらいだったというのが残念だ。
聴いた最初の印象がイエローモンキーっぽさを彷彿とさせられたが、この楽曲を提供しているのはyoheyOKAMOTOというアーティストらしい。
エッジの効いたグルーヴ感を全面的に押し出したこのクールな楽曲は、このアルバムの中で大きなアクセントとなっている。

全体的にアルバムの流れを見ると序盤はそこそこ盛り上げるが、中盤のノリが弱い。終盤の⑩以降にやや勢いが出てきてラストへなだれ込む構成になっている。
疾走ナンバーの⑪みたいな曲がもう少し欲しかった。
⑫はかつて日本のロックシーンで活躍したユニコーンみたいだと思ったが、よくよく考えてみたら奥田民生が提供したナンバーだった。特色が出て当たり前か。

つまるところ前作からの成長ということでは歌唱力、守備範囲が広がったという点のみ。
はっきり言ってしまえばクオリティが低いとかそういうことではなく、捨て曲レベルの⑥⑦⑧⑨が肝心の場面に割り込んできて面白みに欠けた作品になってしまった印象が拭えない。
ここが限界なのか。

-06/Apr/2008-

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