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Bullet For My Valentine/Scream Aim Fire

Scream
アーティスト名 Bullet For My Valentine
アルバムタイトル名 Scream Aim Fire
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/01/23
短評 上昇気配
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Scream Aim Fire】 8.2
【②Eye Of The Storm】 8.3
【③Hearts Burst Into Fire】 8.4
【④Waking The Demon】 8.3
【⑤Disappear】 8.3
【⑥Deliver Us From Evil】 8.1
【⑦Take It Out On Me】 8.3
【⑧Say Goodbye】 8.2
【⑨End Of Days】 8.2
【⑩Last To Know】 8.3
【⑪Forever And Always】 8.3
【⑫No Easy Way Out】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

新世代メタルの有望株、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン(以下BFMVと略)の二作目。
前作の『ザ・ポイズン』がスマッシュヒットし、一躍脚光を浴びるようになった彼らの新しいアルバムは音楽的広がりを見せ、成長の後が伺える。
ヴォーカリストの喉の障害のため、前と同じ歌い方ができなかったマイナス面があるとはいえ、クオリティは十分保たれているのではないだろうか。

英国出身のバンドらしく、アイアンメイデンなどの影響が感じられ、その他にはメタリカなどのスラッシーさも兼ね備えている。
とくにメイデンらしい楽曲と言えば③か。
攻撃的で疾走感溢れる①②④⑩、曲の中間でメロコアの要素が出ている⑤、メロディアスというか正統派メタル的な⑦⑨、落ち着いたエモーショナルな⑧、普通のロックナンバー⑪。
明らかに前作よりは聴きやすくなっているので、コアなメタルに抵抗を感じているリスナーにも受けが良く、BFMVは新たなファンを増やしたでろう。

メタル界の隆盛時期に活躍した大物のバンドは今もなお健在だ。
ビッグネームだけあって、作品を出せばある程度の売り上げやメタルシーンは少なからず盛り上がる。
しかし、それに頼っているだけでいいのだろうか。このBFMVを筆頭とする今最も勢いのあるバンドが今後のメタルシーンを引っ張っていかなければならないのだ。その大役を担うだけのレベルがこのバンドにはあると、このアルバムを聴いて確信した。
そして次はあっという間に本作品を凌駕するアルバムを仕上げてくるに違いない。
今後も目を離せない、注目するバンドだ。

-30/Mar/2008-

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Last Autumn's Dream/Hunting Shadows

Hunting
アーティスト名 Last Autumn's Dream
アルバムタイトル名 Hunting Shadows
勝手な評価(最高 100) 83
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2007/12/19
短評 好調持続
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Strange Operation】 8.0
【②Rainbow Sky】 8.4
【③My Alibi】 8.2
【④I'm Not Supposed To Love You Anymore】 8.3
【⑤Lost In Moscow】 8.2
【⑥R U Ready To Rock' n Roll】 8.2
【⑦Serenity】 8.3
【⑧War Of Your Worlds】 8.2
【⑨Save Our Love】 8.2
【⑩Ever Beat Of My Heart】 8.5
【⑪Overnight Sensation】 8.3
【⑫Match Made In Heaven】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

通算5作目となるこの作品は前作を踏襲して、さらに楽曲に磨きをかけた粒ぞろいの楽曲が収録されている。
ただし、キラーチューンとなるべき曲は存在しなく、水準以上に良い楽曲が集まりすぎて逆にアルバムの全体像を薄くしている印象さえ与えてしまっている。
アルバム全体を通して聴くとメリハリがあまり無いように思えてしまうのである。

しかしながら、それは贅沢な欲求であろう。
結成以来ファンに良質な曲を提供してくれた事実に変わりはなく、今回もさらに満腹感を与えてしまうぐらいのアルバムを用意してくれたのだ。

バンドとしては初期の哀愁が漂うような楽曲はなりを潜め、突き抜けるような爽快感が多めの楽曲が目立ってきたように、音楽指向が若干変化しているように見える。
一部のファンには戸惑いもみられるかもしれないが、これはこれでバンドとしてのまとまり感は上がってきたのではないだろうか。
オーソドックスなロックナンバーの⑥、日本に向けて書いたポップなメロディーの⑪を代表するようにタイトで攻撃的な楽曲で勝負してきたように感じるが、他の曲はキャッチーさの中にもLAD特有の哀愁感はやっぱり残っている。
メンバーであるミカエルは⑩をホワイトスネイクの様々な要素をミックスして書いたと言っているが、これはホワイトスネイクよりも、後期のレインボーを彷彿とさせられる。
とにかく、冒頭ではメリハリが無いと言い切ってしまったが、聴き込んでいくごとに楽曲の良さだけではなく、その多彩さに感心させられていくのだ。

バンドとして、ある一定の場所までたどり着いた感のあるLADだが、次に見せる新しいアルバムではどのように進化しているのであろうか。
今回は期待を裏切らない良作を届けてくれた。
次回は期待をも大きく裏切る傑作を届けてくれることを願おうではないか。

-23/Mar/2008-

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ASIAN KUNG-FU GENERATION/ワールド ワールド ワールド

Www
アーティスト名 ASIAN KUNG-FU GENERATION
アルバムタイトル名 ワールド ワールド ワールド
勝手な評価(最高 100) 92
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/03/05
短評 準備万端
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①ワールド ワールド ワールド】 (インストゥルメンタル)
【②アフターダーク】 8.5
【③旅立つ君へ】 8.2
【④ネオテニー】 8.6
【⑤トラベログ】 8.8
【⑥No.9】 8.8
【⑦ナイトダイビング】 8.3
【⑧ライカ】 8.7
【⑨惑星】 8.7
【⑩転がる岩、君に朝が降る】 8.5
【⑪ワールド ワールド】 ---
【⑫或る街の群青】 8.4
【⑬新しい世界】 8.8

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

約2年ぶりとなるオリジナルアルバムは希望に満ちた作品だ。
前作『ファンクラブ』は完成度の高い、非常に優れたアルバムであった。が、内容が内向的な印象を受け暗さが浮きだった作品に思えた。
しかし、今作ではそれに反発するかのごとく曲調、歌詞の内容ともポップな仕上がりとなっている。
この外へ向けられるベクトルの力強さは稀に見る邦楽ロックアルバムの傑作と言い切っても、決して過言ではない。
アジカンの成長と今現在の溢れんばかりのエネルギーがこのアルバムに凝縮されている。

①のゆったりとしたイントロから②が始まり、息をも継がせぬ展開で聴き手を惹き付けていく。意識していないといつの間にか曲順が進んでいってあっという間に終わりだ。
まさに1枚のアルバムで一作品といった感じで、収録曲がどれ一つ欠けてもこの満足感が得られる雰囲気には達せられなかっただろう。
単曲だけで聴くと今イチパンチに欠ける曲であっても、この一連の流れの中では輝いている。シングル曲は、発売された当初よりもこのアルバムの流れで聴いたほうのが印象が強かった。
どうやらまず曲順ありきでこのアルバムを制作していったとメンバーはインタビューに答えていた。
確かに②③④の流れが素晴らしく、③は②④との間に入れられる相応しい曲を一から書いたらしい。
そのテンポの良さに気がつくとさらにポップな⑤⑥あたりで盛り上がりを見せ、アルバム後半になだれ込む。
その勢いは衰えることを知らず、疾走感溢れる⑧⑨、シングル曲の⑩⑫ときて、ラストを飾る⑬まで聴き終えてしまう。冗長な部分を取り除いて曲調に沿った時間でまとめているから、聴き手側にもその意図ははっきりと汲み取ることができ、それがこの勢いとテンポの良さを生み出しているのだろう。
楽曲だけでなく、歌詞にも唸らされる。


聴き終えると、胸の中が充実感で満たされる。
そしてこう思うのだ。
再出発しよう。前向きにさせられるこのアルバムを胸に。
心躍るこの季節にはぴったりだ。

くどいようだが何度も言おう。
この作品は傑作だ。そうそうお目にかかれるものではない。
本物のロックンロールだ。

-16/Mar/2008-

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