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Velvet Revolver/LIBERTAD

Rebertad
アーティスト名 Velvet Revolver
アルバムタイトル名 Libertad
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2007/06/27
短評 本領発揮
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Let It Roll】 8.3
【②She Mine】 8.3
【③Get Out The Door】 8.4
【④She Builds Quick Machines】 8.7
【⑤The Last Fight】 8.6
【⑥Pills, Demons & Etc...】 8.0
【⑦American Man】 7.9
【⑧Mary Mary】 7.9
【⑨Just Sixteen】 8.6
【⑩Can't Get It Out Of My Head】 (カバー曲)
【⑪For A Brother】 7.9
【⑫Spay】 7.9
【⑬Gravedancer】 8.0
【⑭Gas & A Dollar Laugh】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

ヴェルヴェットリヴォルヴァー待望のセカンドアルバム。
前作『コントラバンド』より約2年以来の新作は驚くほどバンドの音になっていた。

次から次へと迫りくる楽曲はひじょうに歯切れ良い、シャープでタイトな音ばかり。
そのぶん、スラッシュの自由奔放なギターが少し影を潜めてしまったのは残念だが、それを補っても余りある強力な楽曲群がこの作品には存在する。

3分にも満たない短い曲だが、聴いている者をのっけから熱くさせるには十分すぎるロックナンバーの①を始め、アルバム前半にはコンパクトにまとめた中にも強力なエネルギーを有する楽曲が立て続けに並んでいる。
先攻シングル曲になっている④などは痺れるほど格好良く、クールなロックナンバーだ。
スラッシュのギターが少ないと先ほど述べたが⑨はこれでもかと弾きまくっている印象を与えられた。誤解を恐れずに言ってしまえばガンズに居た頃に近いと思った。
曲調が少しスローテンポだがダイナミックな⑤もアルバムの中で際立っている。
曲自体のインパクトは少し弱いが⑦から⑧への流れも見事。
ELOのガヴァー曲⑩はすでに彼らの色で染められていて、まったく違和感がない。

全体的に言えることだが、前作よりもミックスがしっかりしていて音質がよりクリアになっている。
こうした要因も今作の出来の良さを物語っている。

ガンズの幻を追いかけるが如く、声があの人だったら・・・とかヴェルヴェットリヴォルヴァーの楽曲を聴くたびにそう思う方もいるとは思うが、今回はきっちりヴォーカルのスコットがバンドの一ピースにしっかり当てはまっている。
つまりヴェルヴェットリヴォルヴァーはヴェルヴェットリヴォルヴァーであってそれ以外の何者でもない。

このバンドが目指す羅針盤は常に未来を指してる。
過去の栄光にすがるのでもなく、完全体と化したこのバンドはスコットとともに彼らであるべく、ロックシーンで息の長い活躍を願わずにはいられない。

-22/July/2007-

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BON JOVI/LOST HIGHWAY

Losthighway
アーティスト名 Bon Jovi
アルバムタイトル名 Lost Highway
勝手な評価(最高 100) 80
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2007/06/13
短評 イメージ刷新
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Lost Highway】 8.3
【②Summertime】 8.2
【③(You Want To) Make A Memory】 7.5
【④Whole Lot Of Leavin'】 8.4
【⑤We Got It Going On】 8.2
【⑥Any Other Day】 8.0
【⑦Seat Next To You】 8.1
【⑧Everybody's Broken】 8.4
【⑨Till We Ain't Strangers Anymore】 8.4
【⑩The Last Night】 8.4
【⑪One Step Closer】 8.0
【⑫I Love This Town】 8.6
【⑬Lonely】 (ボーナストラック)
【⑭Put The Boy Back In Cowboy】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

すっかり円熟期を迎えたボンジョヴィの通算10作目となるオリジナルアルバム。
いや、これをオリジナルアルバムという位置で捉えてしまっていいのだろうか。
当初は企画盤としてカントリーアルバムを制作するはずだと聞いていたが、出来上がったものはオリジナルアルバムになっていた。
制作途中に企画盤から色々なエッセンスを取り入れ、単純にカントリーではなくオリジナルアルバムのレベルに相応しい出来になったので、こういう結果になったのであろう。

さて、まずはニューカントリーありきで制作されたアルバムなので、予想どおりそれらしい音楽が一杯詰まっているのかと思いきや、そうではない。
確かにニューカントリーの要素が伺える楽曲はたくさんあるのだが、それらがすべてボンジョヴィらしい楽曲になっているのが安堵感を与える。
ただし、初期の頃に見られたハードロックらしさは影を潜めているところはいささか寂しい気がしないでもない。

今回のアルバムのイメージを一番表現しているナンバーは、タイトルナンバーでもある①。
肩の力を抜いてリラックスしているイメージで、開放的なナンバーでもある。
ニューカントリーとロックの融合がうまく混ざり合って、非常に聴き心地が良い。
②、④などもしかり。

③はシングル曲にもなっているが、サビに入っても盛り上がらないつまらないバラード曲。

このアルバムの中で⑤だけが、最もメタルに近い楽曲だ。
ロックのダイナミック感はいまだに失われてはいない。
だが、アルバムを通して聴いてみるとこの曲だけちょっと浮いた感じなっている。

アルバム本編のラストを飾る⑫はタイトル名からしてまさにライヴ受けしそうな曲だ。
爽やかなロックナンバーで、清涼感を与えてくれる。

実はこのアルバム、本場アメリカのビルボードチャートでは見事No.1に輝いている。
1988年にリリースされた『ニュージャージー』以来のトップなので19年ぶりらしい。
ということは古参のファンだけではなく、常に新しい層のファンを獲得している裏付けなのだ。

未だにボンジョヴィは死なず。
ロストハイウェイ・・・、それは彼らが常に挑み続けた見えない道であり、そしてこれからも模索し続けるであろう見えない道。
その度に彼らは我々に最高のアルバムを届けてくれるであろう。

-15/July/2007-

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Dream Theater/Systematic Chaos

Sc
アーティスト名 Dream Theater
アルバムタイトル名 Systematic Chaos
勝手な評価(最高 100) 85
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2007/06/06
短評 心機一転
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①In The Presence Of Enemies Pt.1】 8.5
【②Forsaken】 8.7
【③Constant Motion】 8.5
【④The Dark Eternal Night】 8.4
【⑤Repentance】 7.0
【⑥Prophets Of War】 8.4
【⑦The Ministry Of Lost Souls】 8.2
【⑧In The Presence Of Enemies Pt.2】 8.6

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

レコード会社を移籍しての第一弾アルバム。
ドリームシアターとしてみれば通算9枚目のスタジオアルバムとなる。

前作が意外と歌メロ寄りになっていたので、今回はどういう風にでるのだろうか興味があった。
聴いてみると攻撃的で、それでも洗練された作品となっていることに安堵感を覚えた。
『Train Of Thought』みたいにヘヴィ一辺倒でなく、またその反対でもない、バランスがとれた作品であろう。
言うなれば『Awake』のときに近いのではないか。

①⑧は元々は一つの大作であったものをそれぞれ分割したもの。
分割しても大作であるには変わりないが、冒頭を飾る①とアルバムを締める⑧が違和感なく相応しいポジションに修まっている。

それらに挟まるようにして配置されているそれぞれの楽曲も飽きさせない。
ラブリエの伸びるような高音に呼応するかのような美しくメロディアスな②。
すぐさまイントロと歌の出だしを聴いただけでメタリカを彷彿させるヘヴィな③。
彼らのアグレッシヴさとテクニカルな面をまざまざと見せつけてくれる④。

⑤はアルコール依存症を克服するテーマがもとになっているもの。
このシリーズは『Six Degrees Of Inner Turbulence』に収録されている『The Glass Prison』から始まり、『Train Of Thought』の『This Dying Soul』、前作『Octavarium』の『The Root Of Evil』を経て今作へと繋がっている。
元々これらの曲は全てダークでヘヴィさを全面に押し出した楽曲となっているが、⑤はヘヴィさというよりもダークさとメロウが同居しているような不思議な感覚だ。
おそらく次に発表されるであろうアルバムの中に入っている曲で完成となるはずだ。

前作の流れを汲む⑥や哀愁ただようフレーズが印象的な⑦。
壮大なトリを務める⑧はここ最近彼らに見られる大仰的な作品だ。

そして結局言えることは、どれをとってもドリームシアターそのものの音楽だ。
それぞれの作品ごとにアプローチが変われど、それらは全て彼らが作り出す音楽に変わりはない。
過去への作品に深い拘りを持ちすぎてドリームシアターの本質を見失うのではなく、これからの未来を目指す彼らにも期待しようではないか。

-07/July/2007-

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