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EUROPE/Secret Society

Secret_society
アーティスト名 Europe
アルバムタイトル名 Secret Society
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2006/11/18
短評 気配上昇
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Secret Society】 8.0
【②Always The Pretenders】 8.3
【③The Getaway Plan】 8.4
【④Wish I Could Believe】 8.1
【⑤Let The Children Play】 8.3
【⑥Human After All】 8.0
【⑦Love Is Not The Enemy】 8.3
【⑧A Mother's Son】 8.2
【⑨Forever Travelling】 8.3
【⑩Brave And Beautiful Soul】 8.3
【⑪Devil Sings The Blues】 8.4
【⑫Start From The Dark】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

解散前のヨーロッパを期待して、もしも今回の新譜を聴こうとするのならば、強烈なしっぺ返しにあうこと間違いない。
ひと昔のヨーロッパとは、もはや完全に別のバンドと考えてよさそうだ。

それも当たり前で、ポップ路線をひたすら突き進んで行ったヨーロッパにはキー・マルセロが在籍していたが、今のヨーロッパにはオリジナルメンバーのジョン・ノーラムが復帰して、キー・マルセロの姿はどこにもない。
必然的に音楽性も当時のままになるわけもない。

別の捉え方をしてみると、ジョンがいた初期の音楽性になると予測もできるのだが、今更ながら昔の焼き直しなんてするわけもなく、新生ヨーロッパとして復帰第一弾を発表したわけだが、これが見事周囲の期待を裏切ったのは言うまでもない。

しかし今作は復活第一作の前作の路線を踏襲しつつも、確実にパワーアップしている。
同じ系統のバンドで言えば、ウインガーの最新作『IV』に通じるものがある。

ジョーイテンペストやジョンノーラムのソロ作品から、前作『スタート・フロム・ザ・ダーク』の流れを経て、『シークレット・ソサエティ』で一つの完成形になったと見てもいいのではないだろうか。
冒険心と緊張感に満ちあふれた①からアルバムは幕を開ける。ジョン・ノーラムのギタープレイが多くフィーチャーされているのも特徴だ。
いや、①だけに限らずアルバム全体を覆うジョンノーラム色はかなりの比重を占めているように思える。
その分、ヨーロッパらしさを出していたミックのキーボードがあまり効果的に使われていないのが心残りだが。

基本的にほとんどの楽曲がソリッドでヘヴィ。
突き抜けたような明るいアメリカンロックや北欧特有のメロディアスさは影を潜めて入るが、じっくり聴けば聴くほどこのアルバムの虜になることは間違いない。
うねるようなリフからダイナミックなサビに展開される⑤、泣きまくるギターソロをこれでもかと曲の終わりに注ぎ込んでくるのが特徴的な⑪とそれ以外にも個性的な楽曲がいくつもあり見逃せない。

今は今。昔は昔。
思いっきり割り切って、このアルバムを楽しんだ者勝ちだ。

-14/Jan/2007-

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Harem Scarem/Human Nature

Human_nature
アーティスト名 Harem Scarem
アルバムタイトル名 Human Nature
勝手な評価(最高 100) 87
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2006/11/22
短評 予想外
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Human Nature】 8.1
【②Next Time Around】 8.2
【③Caught Up In Your World】 8.4
【④Reality】 8.6
【⑤Hanging On】 8.3
【⑥Don't Throw It Away】 8.8
【⑦Give Love / Get Love】 8.8
【⑧21】 7.9
【⑨Starlight】 8.4
【⑩Going Under】 8.3
【⑪Tomorrow May Be Gone】 8.7
【⑫Higher (Acoustic Version)】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

正直予想外だった。
ここまで開き直って、我々ファンが待ち望んだサウンドを届けてくれるとは・・・。

今回は躍動感溢れるあのハーレムスキャーレムが堪能できる。
どういった心境の変化なのかわからないが、やればできるバンドなんだと再認識させられた。
往年のハーレムスキャーレム節が満載となっているので、昔のファンもこれを聴いて戻ってくるのではないだろうか。
それくらい、この『ヒューマン・ネイチャー』の出来は素晴らしい。

復活してから『ウエイト・オブ・ザ・ワールド』『ハイヤー』といい流れできていたのに、前作『オーバー・ロード』でのあの妙に落ち着いてしまった雰囲気をみる限りあまり今作に関してあまり期待していなかったのだが、良い意味でハーレムスキャーレムに裏切られた恰好だ。

②⑨⑩⑪といったアップテンポなナンバーは初期のハーレムスキャーレム像を彷彿とさせられるし、⑥⑦といったミドルテンポなナンバーでは重厚なコーラスを堪能させてくれる。
なんといってもほとんどの曲がキャッチーで馴染みやすい。

ちなみに⑥はサードアルバムの雰囲気が醸し出されている。
⑧は前作に近い。
こうしてみると、彼らが発表してきたアルバムの全ての要素がこのアルバム内に凝縮させられているような気がしてならない。

この作品は、あの名作『ムード・スイングス』とまではいかないが、それに近いクオリティを備えているといっても過言ではないだろう。むしろ5thアルバムの『ビッグバンセオリー』に近いかもしれない。
これで何度目の原点回帰なのか。
紆余曲折を経てもう一度この姿に戻ってくれたのは嬉しいのだが、これからの彼らの音楽性がこのまま続いてくれることを祈ってやまない。

-08/Jan/2007-

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