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WINGER/Pull

Pull
アーティスト名 Winger
アルバムタイトル名 Pull
勝手な評価(最高 100) 80
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1993/05/18
短評 引き締まった
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Blind Revolution Mad】 8.8
【②Down Incognito】 7.9
【③Spell I'm Under】 8.0
【④In My Veins】 8.4
【⑤Junkyard Dog (Tears On Stone)】 8.1
【⑥The Lucky One】 8.0
【⑦In For The Kill】 8.5
【⑧No Man's Land】 8.4
【⑨Hell To Pay】 (ボーナストラック)
【⑩Like A Ritual】 8.0
【⑪Who's The One】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

プロデューサーをボー・ヒルからマイク・シップリーに替えての彼らのサードアルバムは今までのサウンドを一新するかのような、ダイナミックで、ずっしりとした質感となっていることに驚いた。
前作の大成功を収めたアルバム『イン・ザ・ハート・オブ・ヤング』と聴き比べてみるとその質感の違いを実感するに違いない。

無駄な贅肉を全て削ぎ落とし、一本芯の通ったずっしり感のあるこのアルバムは今でこそ評価されているであろうが、発売当初は否定的な意見が多かったような気がする。
現に私がその中の一人だった。
聴いてすぐ覚えられるようなキャッチーな曲が少なくなった、ダークさが増したなどが要因だった。

しかし、それは間違いであることに気づく。
つまらないアルバムなどでは決してない。
重厚かつストレートな楽曲の中にもキャッチーさが見え隠れしているし、これぞHRという力強い楽曲はウインガーの新たな一面を見出している。
レブビーチ(g)の頑張りが目立つアルバムでもある。

アルバムのオープニングを飾る①は圧巻である。
アコースティックギターから始まり、抑圧の効いたキップの歌声がサビにかけてメロディーとともに盛り上がる様は鳥肌が立ちそうになる迫力だ。
そして今までと同様、このバンドならではの分厚いコーラスが更なる盛り上がりに花を添えている。
このアルバムの特色を①にすべて凝縮されていると言ってしまってもいいほどだ。
繊細な音色とダークさが同居する叙情的な楽曲の③や、よく練られた構成で完成度の高い④、アルバム中一番アグレッシブでヘヴィだと思う⑤、ミドルテンポで力強いメロディが魅力的な⑦、前作の雰囲気に一番近いかもしれない⑧など、バリエーションも豊富である。
いささか、その他の楽曲のレベルが一段落ちることも否めないが・・・。

ウインガーに絶望して、一度『プル』を手放してしまったあなた。
もう一度そのアルバムを手元に寄せてもいいのではないだろうか。
当時、理解できなかったウィンガーの魅力を再発見できるかもしれない。

-09/Sep/2006-

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