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Motley Crue/New Tattoo

New_tattow_1
アーティスト名 Motley Crue
アルバムタイトル名 New Tattoo
勝手な評価(最高 100) 80
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2000/07/07
短評 衰え隠せず
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Hell On High Heels】 8.3
【②Treat Me Like The Dog I Am】 8.2
【③New Tattoo】 7.9
【④Dragstrip Superstar】 8.4
【⑤1st Band On The Moon】 8.0
【⑥She Needs Rock 'n' Roll】 7.9
【⑦Punched In The Teeth By Love】 8.1
【⑧Hollywood Ending】 8.0
【⑨Fake】 7.9
【⑩Porno Star】 8.1
【⑪White Punks On Dope】 7.8
【⑫1st Band On The Moon (demo)】 (デモ)
【⑬Porno Star (demo)】 (デモ)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

華麗なる原点回帰?!

バンドの顔であったヴィンス・ニールが復帰しての第一作『ジェネレーション・スワイン』は全くモトリーらしからぬ、迷走している中途半端なロックアルバムだった。
いや、あれをロックと呼ぶにはおこがましいレベルの作品であったと言えよう。

バンド内でのいざこざでニッキーと並ぶ人気を博していたドラマーのトミー・リーが脱退するといった衝撃的なこともあったが、モトリーは自分たちが今まで築き上げてきたロックという土台に再び戻る為には、痛みを伴う改革だったのかも知れない。
テクノやダンスミュージックに傾倒しすぎていたトミーはバンドにとってもはや足枷にしかすぎなかった。
トミーの代役にはランディ・カスティロを迎え、プロデューサーにはマイク・クリンクを起用して望んだ、今作『ニュー・タトゥー』は往年のモトリーファンが泣いて喜ぶような路線に軌道修正されていた。

オープニングトラックの①でいきなりモトリー節全開で幕を開けると、アルバム中盤あたりでは初期のモトリーを彷彿をさせられる。『シャウト・アット・ザ・デヴィル』と『ドクター・フィールグッド』を足して2で割った作品と言われて納得するのも確かだ。

しかし、一瞬はあの黄金期のモトリーサウンドの復活かと喜んだのもつかの間。
冷静に本作品を振り返ってみると、音楽性そのものは彼らがやってきた音楽の安い焼き直しにすぎないことがわかってくる。
とにかく楽曲が安っぽいのだ。
バラード曲③⑧もありきたりの平凡なもの。
これといったキラーチューンがないのが欠点だ。

メンバー自身もそのことを認識しているのか、『ニュータトゥーツアー』と銘打ったにも関わらず、来日公演を行なったときに披露したアルバムからの楽曲は少なかった。
もう6年前にもなるのでうろ覚えで申し訳ないのだが、ニュータトゥーからは①や③を演奏しただけで(他にもあったかもしれないが)、他は往年のヒット曲ばかり演奏していた記憶がある。

モトリーの未来への明確的なヴィジョンが見えなく、先行き不安になるアルバムでもあり、反対にスコットハンフリーの呪縛から逃れられたことによる安堵感、安心感に包まれるアルバムであることも事実。

ファンをやきもきさせてくれる、彼らの十八番がまた炸裂した作品だ。

-23/Sep/2006-

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Fair Warning/Brother's Keeper

Brother
アーティスト名 Fair Warning
アルバムタイトル名 Brother's Keeper
勝手な評価(最高 100) 79
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2006/07/21
短評 二走ぼけか
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Don't Keep Me Waiting】 8.3
【②Tell Me Lies】 8.2
【③In The Dark】 7.9
【④Wasted Time】 8.4
【⑤No Limit】 (ボーナストラック)
【⑥Generation Jedi】 8.3
【⑦The Way】 8.0
【⑧All Of My Love】 8.3
【⑨Once Bitten Twice Shy】 7.9
【⑩The Cry】 7.7
【⑪All I Wanna Do】 8.0
【⑫Rainbow Eyes】 7.8
【⑬Push Me On】 7.8

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

惜しまれつつ解散したフェアウォーニングが6年の歳月を経て再び復活。

彼らの代名詞でもある、美しいメロディアスなハードロックは今でも健在なのだろうか。
その答えはこのニューアルバム『ブラザーズキーパー』が鍵を握っている。

衝撃のファーストアルバムから前作『4』まで、彼らはファンの期待を裏切らない良作を次々と世に送り出してくれた。
いや、正直言うと『Go!』以降はマンネリと化してしまって面白みが無くなってしまったのも事実だが、それでもフェアフォーニングたる良質なハードロックだけはきっちりファンのもとへ届けてくれた。

そんな彼らだからこそ、この復活アルバムには非常に期待を寄せていた。
そして期待していたぶんだけ、失望感が大きく募る結果になってしまったわけだが・・・。

はっきりいってこのアルバムに収録されているほとんどの楽曲が平凡すぎるのだ。
先行シングルの①や④はそれなりの完成度はあるとして、その後が続かない。
甘めにみて、前半はそれなりに盛り上がる楽曲が続くとしても、後半の失速感は否めない。
この作品を購入して本当に良かったと思える楽曲が一つだけでも存在していたのならば、また違った見方が出来ると思うが、残念ながらそれも無い。
面白みもないボーナストラック⑤をわざわざアルバムの途中に挟む必要があるのだろうか?
最後を締める⑬の終了後にしばらく無音が続いて突如数秒だけとってつけたようなおまけがちょっとだけ流れるサプライズ的なことは単にアルバムとしての価値を下げているだけではないだろうか。

根本的な問題なのだが、再結成した意味があるのか?
このアルバムだけを基準に考えてみると答えがわからない。

ただ勘違いしてほしくないのが、ここで表現している「つまらない」というのは、才能のないミュージシャンが作るようなゴミのような曲を指しているのではなく、彼らが作るべき期待以下の楽曲だったからである。
『Go!』、『4』を体験してしまったファンとしてみればどうしても納得できないことなのだ。

前作、前々作の路線は間違いなく踏襲している。それだからこそこのアルバムはそれら以上、もしくは同等の作品でなければならない。
もしかしたら冷静な判断ができるのはこのアルバムからフェアウォーニングを初めて聴き始めたリスナーなのかもしれない。

それでもまだ見限れない。
もしもフェアウォーニングがこのまま存続してくれらのならば、次の作品に期待してみたいところだ。
今はまだ復活の序章にしかすぎない。

-17/Sep/2006-

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WINGER/Pull

Pull
アーティスト名 Winger
アルバムタイトル名 Pull
勝手な評価(最高 100) 80
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1993/05/18
短評 引き締まった
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Blind Revolution Mad】 8.8
【②Down Incognito】 7.9
【③Spell I'm Under】 8.0
【④In My Veins】 8.4
【⑤Junkyard Dog (Tears On Stone)】 8.1
【⑥The Lucky One】 8.0
【⑦In For The Kill】 8.5
【⑧No Man's Land】 8.4
【⑨Hell To Pay】 (ボーナストラック)
【⑩Like A Ritual】 8.0
【⑪Who's The One】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

プロデューサーをボー・ヒルからマイク・シップリーに替えての彼らのサードアルバムは今までのサウンドを一新するかのような、ダイナミックで、ずっしりとした質感となっていることに驚いた。
前作の大成功を収めたアルバム『イン・ザ・ハート・オブ・ヤング』と聴き比べてみるとその質感の違いを実感するに違いない。

無駄な贅肉を全て削ぎ落とし、一本芯の通ったずっしり感のあるこのアルバムは今でこそ評価されているであろうが、発売当初は否定的な意見が多かったような気がする。
現に私がその中の一人だった。
聴いてすぐ覚えられるようなキャッチーな曲が少なくなった、ダークさが増したなどが要因だった。

しかし、それは間違いであることに気づく。
つまらないアルバムなどでは決してない。
重厚かつストレートな楽曲の中にもキャッチーさが見え隠れしているし、これぞHRという力強い楽曲はウインガーの新たな一面を見出している。
レブビーチ(g)の頑張りが目立つアルバムでもある。

アルバムのオープニングを飾る①は圧巻である。
アコースティックギターから始まり、抑圧の効いたキップの歌声がサビにかけてメロディーとともに盛り上がる様は鳥肌が立ちそうになる迫力だ。
そして今までと同様、このバンドならではの分厚いコーラスが更なる盛り上がりに花を添えている。
このアルバムの特色を①にすべて凝縮されていると言ってしまってもいいほどだ。
繊細な音色とダークさが同居する叙情的な楽曲の③や、よく練られた構成で完成度の高い④、アルバム中一番アグレッシブでヘヴィだと思う⑤、ミドルテンポで力強いメロディが魅力的な⑦、前作の雰囲気に一番近いかもしれない⑧など、バリエーションも豊富である。
いささか、その他の楽曲のレベルが一段落ちることも否めないが・・・。

ウインガーに絶望して、一度『プル』を手放してしまったあなた。
もう一度そのアルバムを手元に寄せてもいいのではないだろうか。
当時、理解できなかったウィンガーの魅力を再発見できるかもしれない。

-09/Sep/2006-

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