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Thunder/The Magnificent Seventh

Seventh
アーティスト名 Thunder
アルバムタイトル名 The Magnificent Seventh
勝手な評価(最高 100) 89
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2005/03/24
短評 覇気戻った
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①I Love You More Than Rock'n roll】 8.0
【②The Gods Of Love】 8.3
【③Monkey See, Monkey Do】 8.2
【④I'm Dreaming Again】 8.3
【⑤Amy's On The Run】 8.7
【⑥The Pride】 8.2
【⑦Fade Into The Sun】 8.8
【⑧Together Or Apart】 8.7
【⑨You Can't Keep A Good Man Down】 8.2
【⑩One Foot In The Grave】 8.1
【⑪One Fatal Kiss】 8.4
【⑫Love's An Easy Word To Say】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪
潤い度     ♪♪♪♪♪


いい加減なコメント

人は思い出に浸る時、その事象に対して誇張ぎみになるものである。
新鋭のブリティッシュロックの雄としてシーンを賑わせたあの栄華、溢れ出る音楽の才能にとりつかれたファンは、いつしか過去に縛られている。
そして追い越せるはずのない、過去の幻影をいつも追いかけることとなる。
それは決して追いつける事のできない運命だとわかっていても・・・。

最高傑作と謳われたサードアルバムから、落陽のように勢いを失っていくサンダーは解散という道を辿ることとなった。
そして満を持して再結成したアルバムも、もはや往年の作品と比べてしまうと色褪せてしまう、再結成したバンドにはありがちなループに陥る可能性があったと心配した。
が、この復活第二作目、通算七枚目のアルバムはそんな心配も吹っ飛ばしそうな勢いのあるアルバムなのだ。

収録曲の一曲一曲がとにかく力強い躍動感を与えてくれる。
サンダーというバンドがどれだけ90年代に輝いていたか、これを聴いて若い世代も納得してくれるはずだ。
地味ながらもしっかりと自己主張している①②③を聴いただけで、このアルバムの善し悪しがはっきりと見えた。
続く④はサンダーならではのしっとりとさせてくれるバラード。
その後もこれでもかといったほど心の奥底にズンと一撃を加えてくれる良質なブリティッシュロックが立て続けに流れてくる。
イントロのフレーズがとても印象的な⑤⑪。
ちなみに⑪はレインボーの『アイサレンダー』の作曲者としてもおなじみのラスバラードとの共作である。
⑫は日本盤のボーナストラックにしておくには本当にもったいない楽曲である。
アルバムの本編最後を飾るのに相応しいのは⑪よりも実はボーナストラックの⑫のほうのがしっくるくるのではないだろうか。
贅沢なアルバムだ。

サンダーの幻影を追い求めて、ついに我々はその姿を捉えた!
これは紛れもないあのサンダーの傑作品だ。
いつ頃の作品に似ているか?デビューアルバム?セカンドアルバム?サードアルバム?
いいや、そんなことを考えるのはナンセンスだ。
この作品はサンダーの新しい未来そのものなのだ。

-30/Jul/2006-

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チャットモンチー/耳鳴り

Miminari
アーティスト名 チャットモンチー
アルバムタイトル名 耳鳴り
勝手な評価(最高 100) 80
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2006/07/05
短評 入着なら
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①東京ハチミツオーケストラ】 8.0
【②さよならGood bye】 7.8
【③ウィークエンドのまぼろし】 8.2
【④ハナノユメ】 8.3
【⑤どなる、でんわ、どしゃぶり】 6.9
【⑥一等星になれなかった君へ】 8.0
【⑦おとぎの国の君】 7.9
【⑧恋の煙】 8.7
【⑨恋愛スピリッツ】 8.2
【⑩終わりなきBGM】 7.9
【⑪プラズマ】 8.2
【⑫メッセージ】 8.1
【⑬ひとりだけ】 8.4

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

徳島出身の3人組ガールズバンド。
彼女たちの待望のデビューアルバムが遂にベールを現した。

スマッシュヒットしたメジャーデビュー曲の『恋の煙』、ミニアルバムからのリード曲『ハナノユメ』の二曲をアルバムミックスとして収められているこのファーストアルバムは、まるで新人離れした作品に仕上がっている。
(ちなみにアルバムミックスといっても原曲のイメージはほとんどそのままである。)
そしてアクが強く、一度聴いてしまうとクセになりかねない魅力を兼ね備えているのがこの『耳鳴り』だ。

タイトルだけを聞くと爆音を垂れ流し、怒濤の勢いで進んでいくというイメージがあるのだが、実際にはまったく違う。
やっている音は普通のロック。
そこらへんのアマチュアバンドにありそうな雰囲気なのだ。
しかし、やはりそれとは違う感性が彼女たちには備わっている。
これを文字にして表現するのは難しい。

けだるさ。
退廃。
洗練。
純朴。
一見まったく噛み合ない言葉たちなのだが、これらがすべて詰まっているこのアルバムは末恐ろしい。
それでいてまだまだ荒削りだ。
いや、そう思わされているのだろうか。

これからの活動に非常に期待がもてるバンドであるということだけは確かである。

ふわふわ漂うイメージを彷彿させるヴォーカルの声がより一層このアルバムを際立たせている。
歌詞の節々にも感性豊かな等身大のメッセージが込められている。
そうだ、これはやさしい耳鳴りなんだ。
あなたのもとにもこの耳鳴りが届いているのだろうか。

-22/Jul/2006-

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