« 2006年3月 | トップページ | 2006年7月 »

YUI/FROM ME TO YOU

From_me_to_you
アーティスト名 YUI
アルバムタイトル名 FROM ME TO YOU
勝手な評価(最高 100) 78
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2006/02/22
短評 もう少し
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Merry Go Round】 7.9
【②feel my soul】 8.3
【③Ready to love】 8.1
【④Swing of lie】 8.0
【⑤LIFE】 7.9
【⑥Blue wind】 7.9
【⑦I can't say】 8.5
【⑧Simply white】 8.0
【⑨Just my way】 7.9
【⑩Tomorrow's way】 8.0
【⑪I know】 7.8
【⑫TOKYO】 7.9
【⑬Spiral & Escape】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

まだまだ荒削り。
だけど彼女にしかない独特の世界観を既に確立させているアルバムである。
歌詞には等身大の彼女自身を反映していそうな感じをうけるのだが、それはもうどこか大人びていてまだ20歳に満たない女の子とは思えないほどストレートに表現できる業を身につけているのが驚きだ。

シングル②、⑤、⑩、⑫の4曲が収録されてる。
その他の楽曲もシングル曲ほどのクオリティまでとはいかないが、それほど見劣りしていなく、十分良い作品に仕上がっている。
ただし、絶賛するほどの作品でないことも確か。
物足りないのだ。
それはもしかしたら曲そのものではないのかもしれない。

あまりにお粗末すぎて気に食わない点が実は二つほどある。
まず一つめ。
力強く歌うサビの部分などはいかにも苦しそうに歌い、曲の良さを損なっているようにさえ感じる。
感情移入といえば聞こえもいいのだろうが私は残念ながらそうは思えなかった。
⑤などですごく気になった。

次に二つめ。
ワイルドさを表現しようとしているのだが、その表現が稚拙すぎてまるで一般人のカラオケレベル。
⑪など。

どうしても個人差がでてきて人それぞれ感じ方は違うように捉えられるが、私はどうしても生理的に受け付けなかった。
ただし、歌い方ではなく彼女そのままの歌声は不思議と興味を惹かれる。
何故かと問われると答えに窮するが、その生まれ持った天性は素晴らしいものがある。
その良さを活かしている楽曲が⑦だと思う。
無理に強弱をつけたくせのある歌い方をせずに、感情をある程度抑えたこの歌い方のほうが曲の良さを十分に活かしきっている。

こうして全体的にみてみると、バラエティ豊かだし、シンガーソングライターとしての地位を確立しつつある、優等生的なアルバムであろう。

でもやっぱり何か物足りない。

-23/Apr/2006-

| | コメント (0) | トラックバック (1)

DAVID LEE ROTH/A Little Ain't Enough

A_little_Aint_Enough
アーティスト名 DAVID LEE ROTH
アルバムタイトル名 A Little Ain't Enough
勝手な評価(最高 100) 79
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1991/02/21
短評 息切れ
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①A Lil' Ain't Enough】 9.0
【②Shoot It】 8.5
【③Lady Luck】 8.3
【④Hammerhead Shark】 8.0
【⑤Tell The Truth】 8.0
【⑥Baby's On Fire】 7.8
【⑦40 Below】 7.8
【⑧Sensible Shoes】 7.4
【⑨Last Call】 7.9
【⑩The Dogtown Shuffle】 7.9
【⑪It's Showtime!】 8.2
【⑫Drop In The Bucket】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

これぞダイアモンドデイヴのエンターテインメント。
彼の持ち味を十分に引き出したアルバムが再び帰ってきた。

そこにはスティーヴ・ヴァイやビリー・シーンという希代の名プレーヤーは存在しないが、スーパーシンガーのデイビット・リー・ロスは確かに存在する。

『イートエム・アンド・スマイル』、『スカイスクレーパー』は個々の個性が強過ぎてデイヴの輝きが中途半端になっていたが、これは違う。
ソロ名義で出したあの『クレイジー・フロム・ザ・ヒート』はハードロックにこだわらず様々なジャンルの音楽を自分のものとして歌い上げていた天才ぶりに目を見張った。
ヴァンヘイレンを脱退してからはそれに対抗するかのようにスーパーバンドを作り上げた。
しかしそれは自分で自分の首を締めるがごとく、どこか中途半端なイメージが拭いきれなかったのも確か。
いつどこで空中分解するかもしれないバンドの中で、いつもぎりぎりのところで踏ん張っていたデイヴはそれはそれでやはり凄いが、デイヴに求められているのは自由奔放な彼にしか表現できないロックなのだと思う。
だからヴァイやビリーとの決別は正しい選択だと思うし、それが彼らにとっても良い選択と言ってしまってもいいだろう。

そこで新たに迎えられたギタリストはジェイソン・ベッカーだ。
このアルバムでは実にデイヴとの相性が良さそうなギタープレイを堪能させてくれる。
これからの活躍が期待された最中、難病のALSが発症してしまい結局アルバムをレコーディングしただけでバンドを去る悲劇が訪れる。
デイヴの右腕になれた逸材だけに実に惜しい。

さてアルバム全体として見てみるとかなり前半に強力なナンバーが詰まっているせいか、後半が息切れしてしまう感じをうけてしまう。
とくに①は強烈だ。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、そしてキーボードすべてが一体となって作り上げているこの楽曲はアルバム内において一番の輝きを放っているのではないだろうか。
キーボードはブレット・ダグル。この人のプレイがこの楽曲で見事にはまっている。
②もデイヴお得意の陽気なアメリカンロック。
この①と②でこのアルバムの印象を決定づけると思いきや、その後でブルージーな色合いの楽曲もあれば、初期で見せたような早いナンバーも収録されている。

デイヴの娯楽エンターテインメントを堪能したいのならばこのアルバム。
聴いて損はしないはずだ。

-17/Apr/2006-

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Dream Theater/Awake

D_awake
アーティスト名 DREAM THEATER
アルバムタイトル名 Awake
勝手な評価(最高 100) 89
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1994/10/10
短評 追って味
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①6:00】 8.5
【②Caught In A Web】 8.6
【③Innocence Faded】 8.0
【④Erotomania】 (インスト)
【⑤Voices】 9.0
【⑥The Silent Man】 8.1
【⑦The Mirror】 8.1
【⑧Lie】 8.5
【⑨Lifting Shadows Off A Dream】 8.4
【⑩Scarred】 8.5
【⑪Space Dye Vest】 8.0

ヘヴイ度    ♪♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

世紀の大傑作『イメージズ・アンド・ワーズ』の後に続く力作がドリームシアターの通算3枚目となるのがこの『アウェイク』である。

当時のリスナーは前作に影響されすぎているのか、今作を過小評価されている感が否めない。
確かに前作のように流れるような華麗なメロディ、そして突拍子もないメロディの変化は今作ではわかりづらいかもしれないが、根本的なところはドリームシアターにしかできない、彼らだけの音楽になっているのはおわかりであろう。
そして何より、ラブリエが加入してから初めて一から一緒に作成されたアルバムなのだ。

サラリ、さっぱり感、透明といったイメージが前作であったとするならば、この『アウェイク』はどうだろうか。
ダーク、ヘヴィ、アクが強いといったところか。
ところがこのおかげでケヴィンのキーボードが効果的に効いているし、メロディ自体も個々の特徴が良く出てきて興味深いのである。
何も全部が全部ダークでヘヴィであるわけではないのだ。
アルバムの中にはゴリゴリのリフでたっぷりヘヴィな楽曲をずっと押し通すものもあれば、静と動、柔と剛といった具合でうまく使い分けできている楽曲も存在するのである。
一つのアルバムの中にはドリームシアターが奏でるいくつもの世界が見えるのである。

①は適度なヘヴィさを醸し出していて大胆かつ繊細なプレイで聴くものを唸らせる。
そして立て続けに攻撃的な②が始まる。
サビに至るまでのメロディは重厚なヘヴィサウンドなのだが、サビだけはラブリエの綺麗な高音を聴かせてくれる。
非常にメリハリがあって面白い。
③はこのアルバムにあってはソフトな分類にカテゴライズされていると思う。
そしてこのアルバムのメインディッシュともいうべき3部作が始まる。
A MIND BESIDE ITSELFと名を打たれたこの組曲はインストゥルメンタルの④、壮大な世界観を見せてくれる⑤、アコースティックなナンバーの⑥と3曲で成り立っている。とくに④は必聴だ。そこから⑤へと流れて行く様は非常に美しい。
⑦⑧と続けてヘヴィさを前面に押し出して後半がスタートする。
サビがキャッチーな⑨、前作の最後『ラーニング・トゥ・リヴ』を彷彿とさせる大曲⑩が終わると、最後の⑪はケヴィンのキーボードがメインとなっている。
キーボード、ピアノの切なく美しい調べはどことなく後ろめたさを彷彿とさせ、そこに乗るギターのノイズが後味の悪さを連想させる。一筋縄ではいかない楽曲となっている。
結局ケヴィンはこのアルバムを最後にバンドを離れることになる。
⑪と異様にリンクしてしまって切ない気分になってくる。

『イメージズ・アンド・ワーズ』という作品の亡霊に取り憑かれてしまっているままではこの作品の真実は見えてこないのではないだろうか。
自分の中での勝手なイメージでカテゴライズされた世界を壊して、あくまでもそれぞれを一つの作品と捉えたほうのが良いと思われる。

この作品もドリームシアターの初期の傑作として歴史に残るだろう。
10年以上が経過している今なお聴き直しても惚れ惚れとする楽曲が目白押しなのだから。

-09/Apr/2006-

| | コメント (0) | トラックバック (0)

木村カエラ/Circle

Circle
アーティスト名 木村カエラ
アルバムタイトル名 Circle
勝手な評価(最高 100) 77
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2006/03/08
短評 どこまで
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①リルラ リルハ】 8.5
【②tea cup】 8.0
【③I hug】 7.5
【④BEAT】 7.9
【⑤トゥリル トゥリル リカー】 8.1
【⑥Twinkle】 8.1
【⑦You】 8.8
【⑧PIONEER】 8.0
【⑨Deep Blue Sky】 7.0
【⑩Dancing now】 7.8
【⑪Circle】 7.7
【⑫はちみつ】 7.4
【⑬C-hildren】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

①で一気にシンガー木村カエラとしてブレイクした注目の作品だ。
ロック歌手を夢見るファッションモデルがついにシンガーとしてデビューし、その真価を問われるであろうアルバム第二作。

そうそうたる日本のアーティストらから楽曲を提供さてれいるということで、前作に比べて非常にバリエーションが多彩になっている。
と言えば聞こえもいいだろうが、正直がっかりした。
デビューアルバムで見せてくれた勢いが完全に消えたみたいだ。
余裕がでてきたのだろうか、それとも単なる方向転換なのか、完全なロックアルバムではないのは確かだ。
ロックでなくとも良い曲は良いと思うのだが、退屈すぎる楽曲がいくつか存在する。
勝手な期待をしていたこちらが悪いのだが、③⑨⑪⑫はあまりにもなんだか物足りない。
木村カエラはロックが好きじゃなかったのか。

ただし⑦は秀逸。
結局このアルバムは①と⑦、⑬でなんとか体裁を保っているように思える。

さて次に彼女自身の歌唱力について。
一流の歌手と言えるまではまだまだだが、前作よりは歌唱力が格段に成長しているのがうかがえる。
ここまでのアーティストとしての経験が自信として現れているのがわかるし、良い意味での余裕も少しは感じられるからだろう。
まだまだ成長する余地はある。
そして化ける可能性を秘めている。

かわいらしく女の子らしい歌詞を、骨太なギターサウンドに乗せてロックしている木村カエラが一番魅力的。
その魅力を十分に引き出す楽曲提供者に巡り会うことも大切になってくる。
あるテレビ番組でロックでなくてもカエラの魅力を思う存分引き出せた例もある。

次の作品にはもっと期待したい。
それに応えられるぐらいのポテンシャルが彼女にはあると思う。

-02/Apr/2006-

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2006年3月 | トップページ | 2006年7月 »