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Dream Theater/Awake

D_awake
アーティスト名 DREAM THEATER
アルバムタイトル名 Awake
勝手な評価(最高 100) 89
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1994/10/10
短評 追って味
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①6:00】 8.5
【②Caught In A Web】 8.6
【③Innocence Faded】 8.0
【④Erotomania】 (インスト)
【⑤Voices】 9.0
【⑥The Silent Man】 8.1
【⑦The Mirror】 8.1
【⑧Lie】 8.5
【⑨Lifting Shadows Off A Dream】 8.4
【⑩Scarred】 8.5
【⑪Space Dye Vest】 8.0

ヘヴイ度    ♪♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

世紀の大傑作『イメージズ・アンド・ワーズ』の後に続く力作がドリームシアターの通算3枚目となるのがこの『アウェイク』である。

当時のリスナーは前作に影響されすぎているのか、今作を過小評価されている感が否めない。
確かに前作のように流れるような華麗なメロディ、そして突拍子もないメロディの変化は今作ではわかりづらいかもしれないが、根本的なところはドリームシアターにしかできない、彼らだけの音楽になっているのはおわかりであろう。
そして何より、ラブリエが加入してから初めて一から一緒に作成されたアルバムなのだ。

サラリ、さっぱり感、透明といったイメージが前作であったとするならば、この『アウェイク』はどうだろうか。
ダーク、ヘヴィ、アクが強いといったところか。
ところがこのおかげでケヴィンのキーボードが効果的に効いているし、メロディ自体も個々の特徴が良く出てきて興味深いのである。
何も全部が全部ダークでヘヴィであるわけではないのだ。
アルバムの中にはゴリゴリのリフでたっぷりヘヴィな楽曲をずっと押し通すものもあれば、静と動、柔と剛といった具合でうまく使い分けできている楽曲も存在するのである。
一つのアルバムの中にはドリームシアターが奏でるいくつもの世界が見えるのである。

①は適度なヘヴィさを醸し出していて大胆かつ繊細なプレイで聴くものを唸らせる。
そして立て続けに攻撃的な②が始まる。
サビに至るまでのメロディは重厚なヘヴィサウンドなのだが、サビだけはラブリエの綺麗な高音を聴かせてくれる。
非常にメリハリがあって面白い。
③はこのアルバムにあってはソフトな分類にカテゴライズされていると思う。
そしてこのアルバムのメインディッシュともいうべき3部作が始まる。
A MIND BESIDE ITSELFと名を打たれたこの組曲はインストゥルメンタルの④、壮大な世界観を見せてくれる⑤、アコースティックなナンバーの⑥と3曲で成り立っている。とくに④は必聴だ。そこから⑤へと流れて行く様は非常に美しい。
⑦⑧と続けてヘヴィさを前面に押し出して後半がスタートする。
サビがキャッチーな⑨、前作の最後『ラーニング・トゥ・リヴ』を彷彿とさせる大曲⑩が終わると、最後の⑪はケヴィンのキーボードがメインとなっている。
キーボード、ピアノの切なく美しい調べはどことなく後ろめたさを彷彿とさせ、そこに乗るギターのノイズが後味の悪さを連想させる。一筋縄ではいかない楽曲となっている。
結局ケヴィンはこのアルバムを最後にバンドを離れることになる。
⑪と異様にリンクしてしまって切ない気分になってくる。

『イメージズ・アンド・ワーズ』という作品の亡霊に取り憑かれてしまっているままではこの作品の真実は見えてこないのではないだろうか。
自分の中での勝手なイメージでカテゴライズされた世界を壊して、あくまでもそれぞれを一つの作品と捉えたほうのが良いと思われる。

この作品もドリームシアターの初期の傑作として歴史に残るだろう。
10年以上が経過している今なお聴き直しても惚れ惚れとする楽曲が目白押しなのだから。

-09/Apr/2006-

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