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ASIAN KUNG-FU GENERATION/ファンクラブ

fun_club
アーティスト名 ASIAN KUNG-FU GENERATION
アルバムタイトル名 ファンクラブ
勝手な評価(最高 100) 87
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2006/03/15
短評 調子戻った
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①暗号のワルツ】 8.0
【②ワールドアパート】 8.6
【③ブラックアウト】 8.7
【④桜草】 8.1
【⑤路地裏のうさぎ】 8.1
【⑥ブルートレイン】 8.3
【⑦真冬のダンス】 8.0
【⑧バタフライ】 8.4
【⑨センスレス】 9.0
【⑩月光】 8.5
【⑪タイトロープ】 8.4

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

ロックの存在感を取り戻す久々の傑作アルバムが登場してきた。

前作『ソルファ』は洗練されすぎた感じがあり、どこか好きになれなかった。
その反発心もあってか、アジカンにとって3枚目のアルバム『ファンクラブ』は聴く前から期待感が大きかった。
そして、それに応えるには十分すぎるほどの作品に今回は仕上がっている。

彼らの今までのアルバムには、恒例の疾走感が漂うファーストトラック、セカンドトラックという絶妙の流れがあったのだが今回はそれは無し。
いきなりミドルテンポで始まる①には少々驚かせられたが、ワルツの調べに乗ったアジカン独特の世界観が広がるこの楽曲はこれはこれで挨拶がわりには良いのかも知れない。
シングル曲にもなっている②、CM曲にも起用されていた③とおなじみのナンバーでアルバム序盤を畳み掛ける。
初期の楽曲に近い⑤、シングル曲⑥と勢いを保ちながら、圧巻の終盤に突入していく。
この終盤の4曲が絶妙のセンスで立て続けに聴くものを虜にしていく。
⑧で内に秘めたパワーをぐいぐいと楽曲の後半で盛り上げて行くとそれは⑨へと引き継がれる。
この⑨がアルバムの中で最強の輝きを放っており、クライマックスとなりうる曲になっている。
ぞくぞくとするイントロからサビへの展開、また加速して更に力強くなるこの曲は最高だ。
その余韻を引きづりながら⑩⑪とアルバムを締めるにはうってつけの楽曲を用意して、このアルバムは幕を閉じるのだが、もう一度聴いてみたいという欲求にかられてしまう。

またシングル曲がこの作品の中に入る事によって、新鮮に聴こえてくるのも興味深い。

そして後藤(vo、g)が書いているそれぞれの歌詞にもバンドの成長が伺えるのではないだろうか。
インタビューを見ていると、「今回は繋がるという言葉もたくさん出てくるけど、ちゃんと自分の言葉として使えてると思う」と答えている。
確固たる自信がなければこんなことは言えまい。

冒頭でロックの存在感ということを述べたが、べつに8ビートとか音楽的なことだけがロックではない。
ヒップホップが日本音楽シーンの中心となっているつまらない世界にあえて挑戦する精神性こそもロックなのだ。

音楽ファンの心の中に革命を。
それを実現できる可能性をもっているアルバムだ。

-19/Mar/2006-

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