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GUNS N' ROSES/Appetite For Destruction

appetite
アーティスト名 GUNS N' ROSES
アルバムタイトル名 Appetite For Destruction
勝手な評価(最高 100) 90
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1987
短評 敵なし
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Welcome To The Jungle】 9.0
【②It's So Easy】 8.2
【③Nightrain】 8.4
【④Out Ta Get Me】 8.4
【⑤Mr.brownstone】 8.3
【⑥Paradice City】 8.6
【⑦My Michelle】 8.0
【⑧Think About You】 8.1
【⑨Sweet Child O' Mine】 8.9
【⑩You're Crazy】 8.3
【⑪Anything Goes】 8.3
【⑫Rocket Queen】 8.1

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪
格好良さ度   ♪♪♪♪♪


いい加減なコメント

もはや説明不要の歴史的名盤、ガンズアンドローゼズのデビューアルバム。
他人の意見を参考にするよりも、何も言わず、まずはこの作品をじっくり聴けと言いたい。


バンド自体が持ち合わせている毒々しさ、ギラギラ感、派手さ、全てをこのアルバムが表現している。
それでいて壊れそうなガラス細工の繊細さを思い浮かべる独特のこの世界観をもつ音楽は全てのファンに受け、全世界で一千万枚以上の売り上げを記録していった。

1987年といえば、デフレパードの『ヒステリア』、ホワイトスネイクの『サーペンスアルバス』とHM/HR史に燦然と輝く名盤を輩出した年代で、まさにハードロックが全世界へ向けて快進撃を進めている黄金期であった。
1987年に発売された『アペタイトフォーディストラクション』は、50週かけて翌年にはビルボードで堂々一位に上りつめる。
一度首位から陥落するも再びトップに返り咲きその後三週間も居座り続けるモンスターアルバムとなった。

縦ノリ、グルーヴ感が溢れる①。
ハードロックの王道をいく③④。
キャッチーなサビ、ギターリフが印象的な⑥。
こちらもギターリフが凄く印象的な名バラード⑨。
スピードチューンの⑦⑩。
その他すべてがガンズらしい曲だった。

アクセル、スラッシュ、イジー、ダフ、スティーヴンといったオリジナルメンバーだったからこそ、このような傑作がつくれたのだと思う。
とくに小刻みに奏でるイジーのリズムギターとスラッシュの自由奔放に奏でるリードギターは、それぞれがうまく重なり合ってガンズ独特の音楽を形成してゆくのである。
そこにアクセルローズのふてぶてしい歌声が乗れば、完璧なガンズが出来上がりだ。

いまあるガンズはガンズにしてガンズに非ず。
後にイジーが去り、スラッシュ、ダフまでもが居なくなった。
裸の王様だけが残った今のガンズにどんな未来があるのか知る由もない。

このアルバムを聴かずして、ガンズを語るなかれ。
ガンズアンドローゼズはこのたった一枚のアルバムで伝説的バンドになったのだ。
今風で言うなれば、『アペタイトフォーディストラクション』はまさにディープインパクトだ!
この衝撃はいつまでも忘れない。

-25/Dec/2005-

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CINDERELLA/Heartbreak Station

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アーティスト名 CINDERELLA
アルバムタイトル名 Heartbreak Station
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1990/11/15
短評 昇級後も
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①The More Things Change】 8.2
【②Love's Got Me Doin' Time】 8.0
【③Shelter Me】 8.4
【④Heartbreak Station】 8.4
【⑤Sick For The Cure】 8.0
【⑥One For Rock And Roll】 8.1
【⑦Dead Man's Road】 8.0
【⑧Make Your Own Way】 7.9
【⑨Electrick Love】 8.5
【⑩Love Gone Bad】 7.9
【⑪Wings Of Change】 7.9

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪
渋さ度     ♪♪♪♪


いい加減なコメント

自分たちのルーツをとことん追求したゆえに生み出された作品とでも言えばいいのだろうか。
1990年に発売されたシンデレラ3rdアルバム。
シンデレラの代表的なアルバムといえば、『ロング・コールド・ウインター』だと思うが、これもそれに劣らず秀逸なアルバムと言っても過言ではないはずだ。

この年、そして前年とシンデレラは精力的に活動した。
オジー、モトリー、ボンジョヴィなどの歴戦の強者とともにモスクワミュージックフェスティバルにも出演。
これがきっかけでドラック撲滅キャンペーンのオムニバスアルバム『メイク・ア・ディファレンス』にジャニスジョプリンの『Move Over』のカヴァー曲を提供したが、シンデレラらしい曲のアレンジでぜひともこちらも聴いていただきたい。

さてもう一度本作に目を戻すとして、このブルージー、カントリーっぽさが前面に押し出されたことによって、人々にはHM/HRから逸脱したとか、トムキーファーのマスターベーションでしかないなどの酷評も受けた。
しかし私はそうは思わない。
ハードロックぽさが失われようと、良い曲は良いに決まっている。
シンデレラに広がっている世界観はもはやハードロックというカテゴリーだけでは抱え込めないものだと解釈している。

30人ものストリングスとオーケストラ、サックス、マンドリンなどの要素を取り入れアルバム収録作業を行ったと解説には書かれていたが、それがもっともフィーチャーされている楽曲が③だろう。
この③はアルバムからのファーストシングルとなっており、軽快なロックソングに仕上がっている。
トムキーファー特有のあのだみ声みたいなシャウトもこの楽曲にははまっており、さほど不快感は感じさせなかった。

アルバムタイトルとなっている④はバラード。
切ない歌詞とともに左右から聞こえるやさしい2本のギターの音色によって始まるこの楽曲は哀愁が漂う。
見逃せない一曲だ。

もろブルースくさい楽曲は⑦⑨。
アメリカのスターダムにのし上がったホワイトスネイクが、まだブリティッシュロックをやっていた1970年代のイメージを思い浮かべた。
ギターソロ、とにかく渋い。

その他⑩などは後期のレインボーを彷彿とさせられた。

聴く人によっては私と評価が反対になるであろう。
だが、そんなことはどうでもいい。
肩の力を抜き、妙な偏見を消し去ってこの作品と向かい合えたとき、このアルバムの良さをわかってもらえるのではないだろうか。
秋の夜長、じっくり味わえる作品だ。

-17/Dec/2005-

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DIZZY MIZZ LIZZY/Rotator

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アーティスト名 DIZZY MIZZ LIZZY
アルバムタイトル名 Rotator
勝手な評価(最高 100) 75
お勧め度(最高 ★x5個) ★★☆☆☆
発売日 1996/05/24
短評 相手強化
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Thorn In My Pride】 8.0
【②Run】 7.5
【③Rotator】 7.9
【④11:07 PM】 7.9
【⑤Back-Bone-Beat】 8.1
【⑥When The River Runs Dry】 8.3
【⑦Break】 7.5
【⑧I Like Surprises】 8.0
【⑨Riff Sang】 8.1
【⑩Take It Or Leave It】 7.9
【⑪Find My Way】 7.9
【⑫Two Of You】 7.9
【⑬Rise And Fall】 8.2
【⑭Outro】 (気持ち悪い)
【⑮Pain Before My Eyse】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

二回目のマジックは不発に終わった。

ファーストアルバムで度肝を抜かれたディジーミズリジーのセカンドアルバム。
ローテイターは何の感動も起きなかった薄っぺらい作品。
正直今回はそんな感想だ。

軽快にフックするメロディと、なかなか先が読めないメロディラインを用いる手法は前作を踏襲していると感じるのだが、それらは退屈としてとか捉えられなかった。
この気持ちの変わりようは一体何なのか・・・。
ディジーミズリジーが作り出す楽曲に飽きれてしまったのか。
もう一度ファーストアルバムを聴き直すと、気持ちは一転、心躍る。

この違いは何なのか?
楽曲に違和感があるのか?
否、楽曲そのものはまさにディジーミズリジーが作り出す音楽だ。
では曲の質?
否、今回も⑤⑥などの効き応えのある楽曲も揃っている。
なのにこの物足りなさはどうして・・・。
考えたあげく、答えは一つの結論に達した。

クドいようだが前作の話では私は【クセ】を楽しめと書いた。
多種多様なそのクセが聴く者を虜にし、ディジーミズリジーの世界にどっぷりとハマっていったのだ。
多種多様という表現を用いたが、今回はそのクセが単調すぎるのだ。
まさにアルバム前半ではその影響で、どれも似通った楽曲と錯覚してしまい、それが退屈という感想に達してしまった。
退屈といえば、クイーンズライチの『ヒア・イン・ザ・ナウ・フロンティア』とアルバムの質が似ている。

三枚目のアルバムで彼らの追いつめられたときの頑張りとバンドとしての限界点を見出したかったが、結局これが最後のスタジオアルバムとなってしまった。
時代はもはや彼らを必要としなかったのだろうか。
闇に埋もれていく非常に残念なアルバムだ。

-11/Dec/2005-

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THE DARKNESS/One Way Ticket To Hell ...And Back

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アーティスト名 THE DARKNESS
アルバムタイトル名 One Way Ticket To Hell . . .And Back
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2005/11/30
短評 好調持続
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①One Way Ticket】 8.5
【②Knockers】 7.9
【③Is It Just Me?】 8.4
【④Dinner Lady Arms】 8.5
【⑤Seemd Like A Good Idea At The Time】 8.3
【⑥Hazel Eyes】 8.5
【⑦Bald】 8.0
【⑧Girlfriend】 8.4
【⑨English Country Garden】 8.5
【⑩Blind Man】 8.2
【⑪Grief Hammer】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

デビューアルバムが大ヒット。
欲望というものは果てしないもので、その次のアルバムに対するファンの期待度は否が応でも高まってしまう。
いわゆる2枚目のジンクス、そのプレッシャーに耐えきれなくなったバンドは世間では一発屋と見なされ没落の一途をたどることも少なくない。
ではザ・ダークネスはどうなのか。

結果から言ってしまえば、まったく心配は無い。
決して一つの形式にとらわれない、自由気ままな精神は今作においても発揮されている。
80年代ロックの古き良き時代への懐古という、人々の琴線に触れるダークネスの音楽は、もはや物真似といわれるよりも、それ自体がダークネスらしさというものを表しているのかもしれない。

さて興味深いセカンドアルバムの内容だが、ロックテイストが強かった前作に比べ、⑨や⑩の曲があるせいか、いくぶんそれが薄らいだ印象がある。
この⑨⑩を聴いた聴いた瞬間、十中八九、人々は【クイーン】を連想するに違いない。
こだわりはそこだけでは終わらない。
プロデューサーにロイ・トーマスベイカーを起用していることからして気合いの入れようが違うのだ。
ジャスティン特有のファルセットとクイーンの壮大な音楽の世界観が不思議と一致するこの楽曲は非常に興味深い。

しかし私が求めるダークネス像はあくまでもロック黄金期80年代へのオマージュだ。
もちろんそれもこのアルバムでは活かされている。
ファーストシングルでもある①のサビはデフレパード、②はサミーヘイガー時代のヴァンヘイレンを彷彿とさせるし、ハゲというユニークな歌詞を歌った⑦はドッケンの音楽を思い出せる。
③のギターソロあたりなどは、これは昔ではないのだが、ハーレムスキャーレムあたりの音楽と共通点を見出せることができそうである。

個性的な楽曲にも目を見張るものがある。
⑥のチャイニーズ風のオリエンタルを演出するサビと、叙情的なギターリフは小気味良いし、⑧のロックとはもはや言い切れないポップソング。④⑤もまたしかり。

プレッシャーをパワーに変え、後戻りのできないこの世界を、ダークネスという名の列車は突き進む。

-04/Dec/2005-

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