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Dream Theater/Images And Words

images_and_words
アーティスト名 DREAM THEATER
アルバムタイトル名 Images And Words
勝手な評価(最高 100) 95
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 1992/08/10
短評 2着探し
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Pull Me Under】 8.6
【②Another Day】 8.6
【③Take The Time】 9.4
【④Surrounded】 8.2
【⑤Metropolis-Part I】 9.3
【⑥Under A Glass Moon】 8.9
【⑦Wait For Sleep】 8.0
【⑧Learning To Live】 9.0

ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

これほど、聴けば聴くほどのめり込めるアルバムは滅多にない。

ご存知、ドリームシアターの出世作となったこの『イメージズ・アンド・ワーズ』は2作目にあたる。
前作がデビューアルバムになるわけだが、そのときのヴォーカリストは今活躍しているジェイムズラブリエではなく、チャーリードミニシであった。
別にドミニシを否定するわけではないが、前任者よりもラブリエの方のが、このバンドには適合しているのではないだろうか。

さて、アルバム収録曲が全8曲と一見すれば少なめに映るが、実際の楽曲の大半が7分以上の大曲で構成されており、長丁場だ。
しかし、それらは壮大なドラマのようであり、聴いているリスナーを全く飽きさせない。
ここにドリームシアターの素晴らしさがあるのであろう。

プログレとヘヴイメタルの融合とでも言えばいいのか、今まで未知なるものだったこのような音楽が幅広く世間に認知されたのも、このアルバムの功績であると思っている。
そしてこのアルバムの醍醐味といえば、卓越したプレイだろう。
ジョンペトルーシ(g)、ジョンミュング(b)、マイクポートノイ(ds)、ケヴィンムーア(Key)と音楽エリート学校出身の彼らによる、このセッションは楽器の知識を持ち合わせていないリスナーをも惹き付ける魅力を兼ね備えている。

圧巻なのは③⑤⑧。
攻撃的なプレイの連続には、もはやため息すらでないほどの、息をもつかせぬ神業で魅せてくれる。
まるでジェットコースターにでも乗っているかのような、目まぐるしく変わる曲構成には感動すら覚える。
ヘヴイな①⑥も負けず劣らず聴きごたえがたっぷりだ。
そんな中で比較的ソフトな楽曲の②④⑦が映えてくる点も見逃せない。

まず、演奏ありきのこのバンド。
ヴォーカルの印象がやや薄れてしまっているのはさすがに仕方がないであろう。


迫りくる楽曲の変化の波。
あなたはこれに耐えられるのでしょうか。
複雑そうでも、聴けば聴くほど新しい発見をみつけ、リスナーのイメージを無限大に膨らませるこのアルバムはまさに最高峰の作品だ。

-27/Nov/2005-

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HEART/Brigade

brigade
アーティスト名 HEART
アルバムタイトル名 Brigade
勝手な評価(最高 100) 88
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1990/03/16
短評 軸堅い
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Wild Child】 8.0
【②All I Wanna Do Is Make Love To You】 8.6
【③Secret】 8.6
【④Tall, Dark Handsome Stranger】 8.0
【⑤I Didn't Want To Need You】 8.7
【⑥The Night】 7.8
【⑦Fallen From Grace】 8.4
【⑧Under The Sky】 8.3
【⑨Cruel Nights】 8.3
【⑩Stranded】 8.6
【⑪Call Of The Wild】 8.1
【⑫I Want Your World To Run】 7.9
【⑬I Love You】 8.0

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

ポップな楽曲をお探しですか?
ハードなエッジの効いた楽曲をお探しですか?
それとも甘く切ないバラードをお探しですか?
そんなあなたにぴったりの商品が今日ご紹介するこの作品だ。

ハートのブリゲイド。

ハートといえば、『ハート』『バッド・アニマルズ』が有名ではあるが、1990年代に入ってそれらに肩を並べる作品が上記に挙げたものだ。

アンとナンシーのウィルソン姉妹が聴かせる歌声はこのバンドにとって無くてはならない生命線だ。
現在流行のガールズロックの先駆け的存在といっても過言ではないだろう。
しかし、歌唱力やパフォーマンスにおいてハートの右に出るもは今でもいないと思っている。

で、このブリゲイドという作品は前作において、あまりにもバラードのシングルがヒットしてしまったものだから、ハートはポップでバラードでヒットするバンドと認知されているようである。
この点、初期のウォレントやポイズンにも見られる傾向であった。

そのイメージを打破するべく、力を注いだのが今作であって、実は共作にはHR/HMの世界でも有名なソングライターが幾人か存在している。

まずはダイアンウォーレン。
この人の十八番はバラードだ。
エアロスミスのアルマゲドンの主題歌などを手がけたこの敏腕ソングライターは今回、⑤⑨に参加。
なるほど、さすがといった感じでクォリティーの高さは保証済みだ。

次にマットラング。
言わずと知れたデフレパードのプロデューサー。
①②で参加している。

ちなにもシングルカットされたのは②③⑤⑩。
いずれも哀愁が漂うポップ&バラードソングだ。
結局、長所は伸ばし、短所は潰していくといった手法をとったかどうかは定かではないが、シングル曲を筆頭に良いものは良く、エッジのきいた秀逸のロック曲を散りばめてアルバムを構成している。

簡単に区分けしておくと・・・
ロック調な楽曲は①④⑥⑪⑫。
バラード系は③⑤⑩。
ポップソングは②④⑦⑧⑨。
といったところであろうか。

ハートの傑作といえば、間違いなくこのブリゲイドだと主張する。

-23/Nov/2005-

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POISON/Native Tongue

native_tongue
アーティスト名 POISON
アルバムタイトル名 Naitive Tongue
勝手な評価(最高 100) 79
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 1993/02/26
短評 体質変化
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Nstive Tongue】 (イントロ)
【②The Scream】 8.0
【③Stand】 8.5
【④Stay Alive】 7.7
【⑤Until You Suffer Some (Fire And Ice)】 7.7
【⑥Body Talk】 7.8
【⑦Bring It Home】 7.7
【⑧7 Days Over You】 7.9
【⑨Richie's Acoustic Thang】 (インスト)
【⑩Ain't That The Truth】 7.8
【⑪Theater Of The Soul】 7.7
【⑫Strike Up The Band】 7.8
【⑬Ride Child Ride】 7.8
【⑭Blind Faith】 7.7
【⑮Bastard Son Of A Thousand Blues】 7.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

変身。

大成功を収めた前作『フレッシュ・アンド・ブレッド』以来、パーティーロック路線を押し進めてきたポイズンにとってその象徴的存在であったギタリストのC.C.デヴィルが脱退。
その後釜に入ったのが、ブルージー色が強い実力派のリッチーコッチェンだった。
ギタリスト一人が変わっただけで、これほどバントが持っている特色を変化させてしまうものなのか。
改めてバンド内におけるギタリストの占める重要さを認識させられた。

さて、このリッチーコッチェンだがギターのテクニックはもちろんのこと、シンガーとしての資質も備え合わせていることだけあって、ポイズンの中でどういった役割を担うか興味深い。
この異色のギタリストがポイズンに加入したことで、たしかにバンドとしての音楽は引き締まった。
男らしさを全面に押し出した硬派なアルバムとでも表現すれば良いのだろうか。
アルバムジャケット内の写真をみれば、特にブレッドマイケルズの引き締まった体が有無を言わせずそう訴えかけてきている。

②を聞いただけでも、今までのポイズンとは違う!と実感させられるし、プレイの安定度も以前のそれと違う。
③はシングルにもなった曲だが、サビの以降の部分で、ゴスペルを取り入れた斬新な手法は見事でもある。

変身とは、今まで持っていたものを捨て、新しいものを取り入れる事でもある。
このバンドで当てはめてみれば、捨てたものがC.C.デヴィルであり、取り入れたものがリッチー。
そしてそれはもろに音楽に影響し、このアルバムを形成させている。

捨ててしまったものの中に、ポイズンの魅力が詰まっていたことは否めない。
たしかに成熟度はかなり増したが、面白みに欠けるのである。
②③以外の楽曲に魅力を感じないのはそのせいでもあろう。

完全にリッチーに喰われてしまったアルバムである。
ポイズンの核であるべきヴォーカリストのブレッドマイケルズが完全に埋もれている。

結局リッチーはこのアルバムのみで脱退となった。
直接的な脱退原因はバンド内における人間関係のいざこざ。
天才といわれているギタリストも所詮人の子。
メンバーの女に手を出して、その身を追い出されるはめになったのだ。

果たして彼らが目指したロックとはこれなのか。
今でも疑問が残る。

-12/Nov/2005-

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Firehouse/Firehouse

firehouse
アーティスト名 Firehouse
アルバムタイトル名 Firehouse
勝手な評価(最高 100) 88
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 1991/04/21
短評 素質侮ず
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Rock On The Radio】 7.9
【②All She Wrote】 8.9
【③Shake & Tumble】 7.9
【④Don't Treat Me Bad】 8.9
【⑤Oughta Be A Law】 7.9
【⑥Lover's Lane】 8.5
【⑦Home Is Where The Heart Is】 8.1
【⑧Don't Walk Away】 7.9
【⑨Seasons Of Change】 (インスト)
【⑩Overnight Sensation】 9.2
【⑪Love Of A Lifetime】 8.5
【⑫Helpless】 8.5


ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

これぞ正統派のハードロックだ。

今からさかのぼること14年。
80年代のロック界を走ってきたボンジョヴィ、モトリークルー、ラット、ドッケンの後を受けてロックシーンに新たに台頭してくるバンドが後を絶たなかった。
偉大なる先輩バンドを見習うべく多くのフォロワーたちが産み落とされてきたが、所詮は他人の二番煎じ。
耳が肥えてきたリスナー達には飽きられる事が早く、当然音楽シーンからそれらのバントたちは淘汰されていく定めになっていく。

そんな中で、きらりと光る個性を放っていたのがこのファイアーハウスだ。
ジョンボンジョヴィに見出されたこのバンドは本作でセンセーショナルなデビューをする。
新人離れした実力をもつファイアーハウスは、卓越した楽曲センスを惜しげも無く披露し、もはやデビュー作とは言えない領域まできている。
大抵のバンドならば油が乗り切った時期に発表する、例えばサードアルバムや4thアルバムぐらいとでも言えばいいのだろうか、そんな時のアルバムと同等の風格すら漂っているのだ。

本作を名盤と言ってもそれは過言ではないはずだ。
そして何をもって名盤といえるのか、それはアルバムに収められている超強力な三つの楽曲ではないだろうか。

まず②。
ラットのラウンドアンドラウンドを彷彿とさせるギターリフが印象的な曲だが、オーソドックスなハードロックで勝負する姿勢や、一度聴いたら耳から離れないサビのメロディーが凄い。
このわかりやすくて、なおかつカッコいい曲というのは口で言うほど簡単には作れない。
二曲目にこの曲を持ってくるというのが心憎い演出で、このアルバムの顔ともいうべき代表的な曲になっている。

次に④。
シングルカットされたこの曲は瞬く間にヒットし、ファイアーハウスを名を一躍広めさせたことに貢献している。
軽快なリズムとキャッチーすぎるサビはハードロック畑に限らず、他の音楽畑のリスナーたちにも受け入れられるほどの人気曲になった。

三つ目は⑩。
⑨の叙情豊かなインストから⑩に流れてくる構成は見事で、まさに静から動へといった感じになって程よいコントラストになっている。
たたみかけるような鋭いメロディー。
吠えるC.J.スネアのハイトーンボイスが重なって、気分は最高潮に盛り上がる。
アルバム終盤を引き締める役割を担っている。

この他にも大ヒット作のバラード⑪など、目をみはる楽曲が並んでいるこの作品はハードロックの宝箱とでも言えばいいのか。
後生に残したい素晴らしいアルバムだ。

-05/Nov/2005-

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Brides Of Destruction/Runaway Brides

amazonで購入
アーティスト名 Brides Of Destruction
アルバムタイトル名 Runaway Brides
勝手な評価(最高 100) 78
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2005/10/05
短評 条件不利
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Aunt Biente】 (イントロ)
【②Lord Of The Mind】 8.0
【③Dead Mans Ruin】 7.9
【④Criminal】 6.0
【⑤This Time Around】 7.0
【⑥White Trash】 8.0
【⑦Brothers】 8.0
【⑧Never Say Never】 8.0
【⑨Blown Away】 7.9
【⑩Porcelain Queen】 7.9
【⑪White Horse】 8.0
【⑫Tunnel Of Love】 8.0
【⑬Dimes In Heaven】 8.0


ヘヴイ度    ♪♪♪
スピード度   ♪♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

迷走をつづける破壊の花嫁。

中途半端なファーストアルバムをリリースして二年近くが経過しようとしている。
その間にはこのバンドの生命線とも言えるベーシストのニッキーシックスの脱退。
もともとニッキーはこのバンドをサイドプロジェクトのつもりでギタリストのトレーシーガンズと結成したのだが、本業のモトリークルーが世界ツアーで忙しくなってしまい、結局ニッキーはこのバンドから離れざるおえない立場になってしまった。
その影響があるのだろうか。
印象的にはトレーシー色が濃いように思える。
彼がこのバンドの核になっているのでそういった印象になってしまうのは必然なのだろうが、ファーストアルバムと比べると格段とその差がわかる。

今回は、音楽的志向のベクトルがあちらこちらに拡散しすぎではないだろうか。
ばらばらで統一性が感じられない。
オジーオズボーンが歌いそうな①、初期のガンズを彷彿とさせる⑥。
まだある。
LAガンズっぽい⑧、⑨やこれも70年代のエアロスミスを意識させられる⑩。
10年前に流行したグランジに影響された④や⑤。
極めつけはパンキッシュな要素やロックなどをごちゃ混ぜにしたような⑬。


しかし、これ聴けば聴き込むほど味がでてきて面白い。
残念なことに音質の悪さにかなり損はしている。
特にヴォーカルのロンドンがスケールダウンしてしまったように錯覚してしまう音の酷さは最悪だ。

楽曲自体は悪いわけではなく良く練られていると思う。
前半での停滞気味が嘘のように⑥あたりから疾走感が出てきて、トレーシーらしさが発揮されている。

B級メタルとしては申し分ない出来である。
でも、ワンランク上に這い上がるにはあと一歩必要。
これを乗り越えられれば、大成功するのではないだろうか。
期待せずにはいられない。

-01/Nov/2005-

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