Paul Gilbert&Freddie Nelson/United States

Us
アーティスト名 Paul Gilbert & Freddie Nelson
アルバムタイトル名 United States
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/10/22
短評 条件好転
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Paris Hilton Look-Alike】 8.4
【②Waste Of Time】 8.7
【③The Last Rock And Roll Star】 8.2
【④Bad Times Good】 8.2
【⑤Hideaway】 8.4
【⑥The Answer】 810
【⑦I'm Free】 8.1
【⑧Pulsar】 8.3
【⑨Girl From Omaha】 8.3
【⑩I'm Not Addicted】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
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メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

Mr.BIGの再結成が最近は話題になっているが、そのギタリスト、ポールギルバートの最新のソロプロジェクトがこの『ユナイテッド・ステイツ』である。
そして今回はポール自身がヴォーカルをとるのではなく、フレディ・ネルソンというポールの同郷のヴォーカリストを迎えて制作された。

のっけからいきなり驚かされた。
まさかアルバムの最初を飾る①が、冗談のようなスローナンバーで幕を開けるとは思いもよらなかったからだ。
かなりユーモアが効いている。
今回ポールと組むヴォーカリストのフレディとの相性も良さげで、ポールの持つポップの良さが更に引き出されているようにも思える。
フレディという名前から連想されるのはあのフレディ・マーキュリーだが、偶然なのか声質が似ている。
とくに楽曲自体もクィーン的な①②などを聴くと尚更そう感じてしまう。

アルバム自体も異色で次から次へと楽曲が目まぐるしく雰囲気を変えてくる。
先ほどのべたように、クイーン調なものもあれば、③⑩のようなMr.BIGでやりそうなもの、チープトリックっぽい④⑥⑨など多彩な才能をみせつけてくれる。
こうなってくると、ポール&フレディの次の作品も楽しみになってくる。

しかしながら、再結成ということでこれでまたポールはMr.BIGの枠の中に収まるわけだが、それだけにとらわれず新たなチャレンジを常に目指してほしい。

ポールギルバート、やはりただものではない。

-12/Apr/2009-

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Hinder/Take It To The Limit

Hinder
アーティスト名 Hinder
アルバムタイトル名 Take It To The Limit
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2009/01/21
短評 好戦必至
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Use Me】 8.5
【②Loaded And Alone】 8.2
【③Last Kiss Goodbye】 8.5
【④Up All Night】 8.2
【⑤Without You】 8.0
【⑥Take It To The Limit】 7.9
【⑦The Best Is Yet To Come】 8.2
【⑧Heaven Sent】 8.3
【⑨Thing For You】 8.5
【⑩Lost In The Sun】 8.4
【⑪Far From Home】 8.2
【⑫One Night Stand】 (ボーナストラック)
【⑬Running In The Rain】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
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メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

エアロスミス、モトリークルーからバックチェリーへと続くバッドボーイズロックンロール系譜のその先には『ヒンダー』という次世代を担うバンドが名乗りをあげた。
パーティーロックがこんなに似合うバンドが他にいるだろうか。

ヒンダーはバラードに関しては非常にセンスのある、そしてリスナーの耳に残りやすい美しいメロディに定評がある。
今回も③⑤⑦⑨とアルバムとしてはちょっと多めの収録かと思われるが、全てにおいて存在感がある。そしてそれはアルバムの中で緩急の差をつけることに役立っているのである。
もちろんノリの良いロックンロールも健在だ。
アルバムの冒頭を飾る①や④は勢いがあるし、愁いを帯びたロックナンバー②も印象に残る楽曲。
⑥ではゲストとしてモトリークルーのミックマーズがギターを担当している。
日本盤ボーナストラックとして収録されている⑫、⑬もアルバム収録曲なみのクオリティを持っている楽曲だ。
聴いておいて損はないだろう。

それにしてもずいぶんと聴き応えのある作品を生み出してきたものだ。

楽しければなんでもOKのスタンスを貫く、まさにバッドボーイズロックンロールの申し子。
時代はヒンダーを求めてる。さあ、真打ちの登場だ。

-05/Apr/2009-

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吉井和哉/VOLT

Volt
アーティスト名 吉井和哉
アルバムタイトル名 VOLT
勝手な評価(最高 100) 83
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2009/03/18
短評 復調気配
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①ビルマニア】 8.5
【②フロリダ】 8.0
【③ウォーキングマン】 8.0
【④ノーパン】 8.1
【⑤ヘヴンリー】 7.9
【⑥魔法使いジェニー】 8.4
【⑦SNOW】 8.2
【⑧ONE DAY】 8.2
【⑨ルビー】 8.4
【⑩またチャンダラ】 8.5

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いい加減なコメント

内向的なものから外向的なものへ。
新作『VOLT』の雰囲気は「陰と陽」を型に当てはめてみると明らかに「陽」であろう。当然今までの吉井のソロキャリアの作品は「陰」となるわけだ。
それぐらい今回の作品はエネルギッシュに満ちあふれている。
そしてソロ作品ながらもバンドの音として確立されているところも注目すべき点である。

さて、肝心のアルバムの内容だがバリエーションが豊富で、この一枚で様々なジャンルの音楽が楽しめる面白い作品に仕上がっている。ジューダスプリーストを最近良く聴いているみたいだが、残念ながらHM/HRの影響はたいしてここでは伺えない。
それでもここまで多くのジャンルを吉井のロックとして昇華させているところは見事と言うしかないだろう。
ミドルテンポなブルースを基調とした③。
ピンクフロイドを連想したプログレロック的な④。
イエローモンキー時代を彷彿とさせる、いわゆる日本の歌謡ロック的な⑥⑧⑨。
そして最後を締めるのがビートルズっぽい⑩。
まさにこのアルバムはびっくり玉手箱な存在である。

新たな次のステージへ。
『VOLT』は彼独特の音楽の世界観を、今後も可能性を広げて行くことが確信できる、そんな一枚になるだろう。

-29/Mar/2009-

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AC/DC/Black Ice

Blackice
アーティスト名 AC/DC
アルバムタイトル名 Black Ice
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/10/22
短評 安定勢力
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Rock 'N Roll Train】 8.4
【②Skies On Fire】 8.1
【③Big Jack】 8.3
【④Anything Goes】 8.4
【⑤War Machine】 8.4
【⑥Smash 'N Grab】 8.0
【⑦Spoilin' For A Fight】 8.0
【⑧Wheels】 8.1
【⑨Decibel】 8.0
【⑩Storm May Day】 8.0
【⑪She Likes Rock 'N Roll】 8.1
【⑫Money Made】 8.0
【⑬Rock 'N Roll Dream】 7.9
【⑭Rocking All The Way】 8.0
【⑮Black Ice】 8.2

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ポップ度    ♪♪


いい加減なコメント

やはりAC/DCはAC/DCだ。
前作『スティフ・アッパー・リップ』から9年ぶりにリリースされた今作『ブラックアイス』ではいつもながらの、それでもってAC/DCにしかできない楽曲がこれでもかと15曲もつまっている、お腹いっぱいになりそうなアルバムだ。
何を聴いてもAC/DCの曲は一緒と言われるリスナーにしてみれば退屈極まりない作品に映るだろうが、今回は同じように聴こえてもすごいとなぜか納得させられてしまう魅力があることをお忘れなく。
オールドファンの方々は納得、新規ファンとしてみればAC/DCの貫禄に圧倒された作品になるのだろう。

存在感のあるリフは相変わらず健在。
かき鳴らされる楽器の一つ一つがまるで紡ぎ合うように強固な音となって、それはシンプルにそして音の洪水となってリスナーの聴覚を襲う。ミュージックシーンにおいて唯一無二の存在感を示してくれるのだ。
AC/DCの王道的な①③⑤などに代表される楽曲の中で気になった④はあまりにも異色。
AC/DCらしくないというか、今までみられなかったポップ的要素が入りAC/DCスタイルと融合した斬新な曲だ。

もしかしたらこれがラストアルバムになるとの憶測も流れている。
そう考えてみると、集大成的な『ブラックアイス』の位置づけも納得できる。

偉大なマンネリ。まさにAC/DCのためにあるような言葉だ。
普遍的なAC/DCスタイルの影響力は確実に次の世代にも脈々と受け継がれて行くだろう。
台頭してきた若手のバンド、エアボーンにもはっきりとAC/DCの息吹が感じられた。
そして当のAC/DCは今作『ブラックアイス』でまざまざと我々に健在ぶりを見せつけたのだ。

-22/Mar/2009-

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Thunder/Bang!

Bang
アーティスト名 Thunder
アルバムタイトル名 Bang!
勝手な評価(最高 100) 79
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/11/19
短評 見送りか
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①On The Radio】 8.1
【②Stormwater】 8.0
【③Carol Ann】 8.0
【④Retribution】 7.6
【⑤Candy Man】 8.2
【⑥Have Mercy】 8.0
【⑦Watching Over You】 8.2
【⑧Miracle Man】 8.2
【⑨Turn Left At California】 7.7
【⑩Love Sucks】 7.9
【⑪One Bullet】 8.0
【⑫Honey】 8.4
【⑬Chain Reaction】 (ボーナストラック)
【⑭I Believe】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
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いい加減なコメント

ついに来るべきときがきてしまった。
サンダーにとって通算9枚目となる今作『バン!』をリリースしてから数ヶ月もたたないうちに、バンドは2009年の夏をもって活動を停止するとの発表をしたのだ。
そしてそれは事実上、サンダー解散に等しいものである。

というわけで、『バン!』がサンダーにとって最後のフルレンスアルバムとなってしまうことになるだろう。
ラストアルバムはいつもどおりの安定したブリティッシュスタイルのロックと言ってしまえば元も子もないのだが、それ以外に形容しがたいのだから仕方が無い。
あえて表現するならば、前作の『ロバート・ジョンソンズ・トゥームストーン』よりもクセがなくなり、さらに落ち着きが増した楽曲が増えているというところか。
はっきり言ってしまうならば、若干面白みが無くなっている。
もちろん異論はおありだろう。ラジオ局を強烈に皮肉った①などサンダーらしいユーモアセンス溢れる楽曲などもあるが、アルバム全体を漂う雰囲気はなぜか強烈に惹き付けられるものが感じられなかった。
今までが贅沢しすぎたのだ。

最後の最後で消化不良気味の感想しか残せなかったのが残念でならないが、できることならもっともっとサンダーの新たに生み出されるエネルギーを体感したかった。
しかしながら、今まで活動してきたその軌跡はまぎれもなく輝かしいものであったことは間違いない。
私の中でブリティッシュロックバンドといえばサンダーであった。多感な青春時期、頭の中にはサンダーの音楽が流れていた。
またいつの日か。
たとえバンドは無くなったとしても、サンダーの名前は永遠に語り継がれるはずである。

アルバム本編の最後を締めくくる爽快な楽曲⑫の歌詞が、なぜか今の状況にぴったり当てはまるのがなんとも言えない。

-15/Mar/2009-

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チャットモンチー/告白

Kokuhaku
アーティスト名 チャットモンチー
アルバムタイトル名 告白
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2009/03/04
短評 やや良化
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①8cmのピンヒール】 8.3
【②ヒラヒラヒラク秘密ノ扉】 8.4
【③海から出た魚】 8.7
【④染まるよ】 8.5
【⑤CAT WALK】 8.4
【⑥余談】 8.4
【⑦ハイビスカスは冬に咲く】 8.4
【⑧あいまいな感情】 7.5
【⑨長い目で見て】 8.0
【⑩LOVE is SOUP】 7.9
【⑪風吹けば恋】 8.4
【⑫Last Love Letter】 8.4
【⑬やさしさ】 8.2

ヘヴイ度    ♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

高鳴る胸のドキドキ感が止まらない。
『告白』はチャットモンチーのフルレンスアルバム通算3作目となる作品だ。

余裕がでてきたのであろうか、このアルバムでは彼女たちの貫禄すら感じられる。
はっきり言って、今作のアルバムとしての完成度は前の2作『耳鳴り』『生命力』と比べようがないぐらいに高い。

特に序盤の①②③④あたりはこのアルバムのハイライトともいえる部分である。
そんな中でも③の構成力は秀逸で、攻撃的でうねるようなベースラインに代表されるように強力なアンサンブルによって奏でられたバンドの音は聴く者を圧倒する。
⑧⑨⑩あたりで若干ダレ気味に感じるが、⑪⑫で再びラストに向けて疾走感のあるナンバーで盛り上げ最後はしっとりと余韻を楽しむようなナンバーでアルバムの幕を閉じている。
ちなみに⑨ではメンバー3人がヴォーカルをとっているし、⑩は阿波踊りのビートを取り入れたりと斬新なチャレンジを試みている。
チャットモンチーの進化はこれからも続いて行くのであろう。

とにかく全ての曲においてバリエーションが多くて、飽きない一枚だ。
3ピースのガールズバンドだからといって舐めているとガツンと一発を食らわされるので要注意。
時代に媚びないチャットモンチーの音楽の世界観が具現化された傑作品の登場だ。

-08/Mar/2009-

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Cinder Road/Superhuman

Superhuman
アーティスト名 Cinder Road
アルバムタイトル名 Superhuman
勝手な評価(最高 100) 92
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★★
発売日 2008/11/26
短評 出来充実
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①I'm So Sorry】 8.5
【②Should've Know Better】 8.6
【③Bad Excuse】 8.6
【④Back Home To You】 8.6
【⑤Get In Get Out】 8.2
【⑥Feels So Good To Me】 8.4
【⑦Learning To Love】 8.4
【⑧One】 8.7
【⑨Drift Away】 9.1
【⑩Don't Be Scared】 9.0
【⑪Superhuman】 8.3
【⑫Sleeping With The Enemy】 (ボーナストラック)
【⑬Complete Me】 (ボーナストラック)
【⑭Stand In Our Way】 (ボーナストラック)
【⑮Everything You Are】 (ボーナストラック)
【⑯#1 Fan】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪♪


いい加減なコメント

00年代の半ば以降、HM/HRの復権をかけて大物ベテランバンドによる復活が相次ぎ、精力的にツアーを敢行したりニューアルバムをリリースするなど話題となった。とくに往年の全盛期を思わせるモトリークルーやデフレパード、ホワイトスネイクといったいわゆるアリーナロックバンドと呼ばれる彼らの活躍は記憶に新しい。
しかしいつまでも彼らに頼ってはいられないもの事実だ。今後のHM/HRの行く末を握るフレッシュなバンドの存在がカギを握るわけである。

そんなバンドがいた。
それがシンダーロードである。

プランジからシンダーロードと改名して初めてリリースした『スーパーヒューマン』を初めて聴き終えたとき、思わず笑みがこぼれた。
全編に渡って私好みのロック全開で、つまりそれは80年代から90年代初期にかけて流行ったアリーナロックバンドに当てはまるすべての音楽がこのアルバムには存在しているからだ。
とくに真っ先に影響を受けていそうなバンドのイメージが浮かんだのがデフレパードだった。③⑥⑦⑧なんてデフレパードの曲だといわれても違和感がないほどしっくりハマっている。
メロディセンスが抜群でポップでキャッチーな曲が満載。
ラウドなロックからバラードまで一昔前ならこのアルバムから全ての楽曲をシングルカットできるぐらいの贅沢さである。
ポップさが全面的に押し出された爽やかな⑨。美しいバラード曲である⑩。
びっくりするぐらい、一度聴いただけで耳に残るサビのメロディラインが秀逸だ。

特筆すべきは日本盤にはボーナストラックが5曲もあるということだ。
しかもどれも素晴らしい出来で⑮のバラードなんてボーナストラックにしておくには惜しい曲である。
それもそのはずで、次のアルバム用に書いていた曲である。したがって今後のアルバムにも期待できそうだ。

彼らが目指すのは「世界一ビッグなバンド」らしい。
あながち無謀な野望でもなさそうな気がしてきた。

-01/Mar/2009-

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Airbourne/Runnin' Wild

Airbourne
アーティスト名 Airbourne
アルバムタイトル名 Runnin' Wild
勝手な評価(最高 100) 84
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★☆☆
発売日 2008/01/23
短評 魅力十分
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Stand Up Rock 'N' Roll】 8.3
【②Runnin' Wild】 8.9
【③Too Much, Too Young, Too Fast】 8.2
【④Diamond In The Rough】 8.3
【⑤Fat City】 8.2
【⑥Blackjack】 8.3
【⑦What's Eatin' You】 8.2
【⑧Girls In Black】 8.3
【⑨Cheap Wine】 8.3
【⑩Heartbreaker】 8.2
【⑪Hellfire】 8.2
【⑫Dirty Angel】 (ボーナストラック)

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
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いい加減なコメント

小細工無し、単純明快のロックンロール作品。それ以外にパッと思いつかないぐらい強烈な印象を残したアルバムだ。

オーストラリア出身のバンドということで、AC/DCの名が出てくることは必然。そしてこのアルバム内容もAC/DCに匹敵するぐらいの音で、ある意味本家よりも本家らしい楽曲が目白押し。
AC/DCの後継者に相応しい実力を兼ね備えている新進気鋭のバンドの登場だ。

①からボーナストラックを含む⑫まで、まったくブレが無く、直球一本勝負といった一貫性があるのがこのアルバムの特徴である。
AC/DCファンなら即気に入ることは間違いなしだが、この手の音楽をあまり聴かないリスナーとしてみれば受け入れるのに少々時間がかかるし、また飽きられやすいのかもしれない。
ただしAC/DCだけに感化されているわけではない。
②⑤のようなモトリークルーやラットといった80年代中期頃のLAメタルのグラマラスな部分を完全に取り除いたロック色が強い楽曲も見うけられる。
当然ながらバラード曲は一切無し。
まさに初志貫徹だ。
それにしてもこの時代にこの古典的なロックで勝負する度胸はたいしたものである。

感じるままに純粋にロックを楽しむ。
そんな骨太なロックンロールを体験してみたければ頭の中をスッカラカンにして、この『ランニン ワイルド』聴いてみるとよい。
ロックって楽しいものなんだぜ!
そんな声が聴こえてきそうな極上のロックンロールサウンドがここにはある。
スウィングしなきゃロックンロールじゃない。さあ楽しもう。

-22/Feb/2009-

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Nickelback/Dark Horse

Darkhorse
アーティスト名 Nickelback
アルバムタイトル名 Dark Horse
勝手な評価(最高 100) 86
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/11/19
短評 崩れない
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Something In Your Mouth】 8.3
【②Burn It To The Ground】 8.3
【③Gotta Be Somebody】 8.6
【④I'd Come For You】 8.6
【⑤Next Go Round】 8.2
【⑥Just To Get High】 8.3
【⑦Never Gonna Be Alone】 8.6
【⑧Shakin' Hands】 8.0
【⑨S.E.X】 8.2
【⑩If Today Was Your Last Day】 8.0
【⑪This Afternoon】 8.2

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いい加減なコメント

これが貫禄からくる余裕なのだろうか。
既に全世界で2000万枚以上のセールスを記録しているモンスターバンドの最新作のタイトル名が『ダークホース』。
といってもポストグランジと呼ばれるジャンルのバンドは日本での知名度というのはそれほど高いものではなく、このニッケルバックも例外ではない。

ここでこのアルバムのひとつのカギとなるのがジャンルである。先ほどこのバンドはポストグランジに属すると言ってしまったが、そのジャンル枠に当てはまらないのが『ダークホース』である。
前作あたりからこれは見え隠れしていたが、どうもハードロック寄りになってきたように思える。
そしてそれを決定的にしたのが、今回プロデューサーにマット・ラングを起用したことによるだろう。
マッド・ラングといえば、ハードロックファンとしてはデフレパードの名作『ヒステリア』を思い浮かべる。
その期待に応えてか、作品の出来上がりにはデフレパードを彷彿とさせられる楽曲があるにはあるが、ラフでシンプルなリフ、楽曲に漲るエネルギッシュさといった彼ら特有さはしっかりと活かされているのも特筆すべきであろう。
それは事実上もはやHM/HRのジャンルといっても過言ではない。

一言でこのアルバムを言い表すのならば『男臭い』作品である。
①②⑤⑥⑧⑨といった重圧感、躍動感がある男臭い作品群があるのはもちろん、そんな中で輝きを増すのがバラード。
今回も③④⑦と粒ぞろいな楽曲揃っている。
全体的に3分、4分台の楽曲が多数を占めるので聴き始めて終わりまでサラっと聞き流せてしまう爽快感がある。

時代とともに進化するニッケルバックはついに日本のハードロックファンをも巻き込む名盤を完成させた。
タイトル名とは反対の『本命馬』の登場だ。
番狂わせは許されない。

-14/Feb/2009-

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Guns N' Roses/Chainese Democracy

Chainesedemocracy
アーティスト名 Guns N' Roses
アルバムタイトル名 Chinese Democracy
勝手な評価(最高 100) 87
お勧め度(最高 ★x5個) ★★★★☆
発売日 2008/11/22
短評 ハマれば
各曲評価/(満点10 ただしイントロは除く)

【①Chinese Democracy】 8.3
【②Shackler's Revenge】 8.0
【③Better】 8.6
【④Street Of Dreams】 8.6
【⑤If The World】 7.7
【⑥There Was A Time】 8.6
【⑦Catcher In The Rye】 8.7
【⑧Scraped】 8.3
【⑨Raid N' The Bedouins】 8.1
【⑩Sorry】 7.6
【⑪I.R.S】 8.7
【⑫Madagascar】 8.4
【⑬This I Love】 8.3
【⑭Prostitute】 8.3

ヘヴイ度    ♪♪
スピード度   ♪♪
ドラマチック度 ♪♪♪
メロディアス度 ♪♪♪
ポップ度    ♪♪♪


いい加減なコメント

ついに山が動いた。
前作のオリジナルアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンI、II』より実に17年ぶりに新作がリリースされた今作は、発売以前から噂されたタイトルどおりの名前で、アルバムが発売されたこと自体がまるで事件性でもあるかのような驚きと喜びをもって世間から迎えられた。
新作に取りかかったのが14年前というのだから、その長きに渡るプロセスの中でバンドの状況は目まぐるしい変化を遂げ、現在に至ってオリジナルメンバーがアクセルだけになるという事態になっている。

スラッシュやダフ、イジーが在籍していた時代こそが本当のガンズだと主張するファンからすれば、今回の新作をガンズ・アンド・ローゼズの作品として捉えた場合に突き出される答えは「NO」だと言う方が多いであろう。
楽曲に偏りがみられるのはアクセルの絶対的権限が強いせいというか、アクセルの目指しているべき道が他の旧メンバーと違うのを如実に物語っている。

①で長い沈黙を引き裂くようなアクセルのシャウトから、ギターの音を聴いた瞬間に待ち望んでいた新生ガンズにワクワクさせられたのだが、アルバムを聴き終えてみるとなぜか釈然としない気持ちにさせられた。
楽曲自体は悪くない、むしろ素晴らしい。それでもやっぱり素直に諸手を上げて喜べない自分がいる。
まずドラマチックな構成で作られたバラード曲が多いのが特徴である。
『イストレンジド』的な⑤⑫⑭、一昔前に流行ったような曲調のバラード⑬。
昔のガンズでは考えられなかったインダストリアルロックのような⑤。元スキッド・ロウのセバスチャン・バックと共演しているグランジ調の⑩。キャッチーな楽曲の④、⑦。

様々な面をみせるアルバム。
まるで一つの映画を見たような感じにも思えた。
アクセルのソロ作品として見方を変えてみると非常に優秀な作品であることは間違いない。
ただこれを今のガンズの姿だと考えてしまうと、一抹の寂しさを覚えてしまうのである。
長い時間をかけて、たどり着いた行き先がここで終わりを迎えてしまうことだけは決して認めたくない。

-07/Feb/2009-

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