2007/12/13

今年の一文字

今ネットで話題となっているのが中国で販売されているWiiならぬvii。
この品物、見た目はWiiと酷似しており、ゲーム機としての遊び方もそっくりなのである。模倣を通り越してあきらかな偽物品には思わず苦笑いがこぼれてしまう。
また中国といえば某遊園地で使用されたいたどこかで見たようなキャラクターたちも問題になった。
本当ではなかったが段ボール饅頭なども非常に話題に上ったのも今年だ。
すっかり『偽物』というレッテルがついてしまった中国の印象も強いが、隣ばかり笑っているわけにもいかない。

毎年12月12日の漢字の日に発表される、その年の世相を表す漢字が今年も決まった。
『偽』。
ー 本物に似せたまがいもの。いかさまもの。
大方の予想通りであったであろう。

今年始めから不二屋の賞味期限の改ざんの疑惑発覚に始まり、赤福、ミートホープ、石屋製菓、船場吉兆などの本来あってはならない食品の分野からが目立った。

また、それは年金問題にも大きく関わっていることにも間違いなさそうだ。
年金記録不備という、国民の生活を脅かす由々しき問題を隠し通してきた社保庁、大口を叩いて今度の3月までにはその名寄せの問題を解決させるといっていた厚生労働省が結局今になって解決は無理だと開き直ったことも、国民を偽り続けてきたことになる。

そんな偽がまかり通る世の中にだけはなって欲しくない。
『偽』ではなく『人の為』になるよう、来年は明るい一言の漢字が世の中を席巻してほしいものである。

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2007/09/19

新車販売状況からみて

今年8月の新車販売台数ランキングが発表された。
トップ10を眺めていると、現在の人気傾向が如実にデータに反映され、興味深い事実が浮かび上がってくる。

1位は断トツでトヨタのヴィッツが輝き、2位にはフィット(ホンダ)がランクインされている。
3位のヴォクシー(トヨタ)に関してはモデルチェンジ間もないこともあってか人気になっているが、その後の5位がパッソ(トヨタ)、7位がデミオ(マツダ)とコンパクトカーがかなり健闘しているのが窺える。
そしてコンパクトカーと人気を二分しているのが先ほどあげたヴォクシーや、4位にランクインされたノア(トヨタ)、8位のエスティマ(トヨタ)などのいわゆるミニバンといわれているタイプ。

まず、真っ先に気がつくのがトップ10内の7車種をトヨタで独占していることであろう。
トップ20に抽出範囲を広げてみても12車種もランクインしているのである。
また、乗用車だけでなく軽自動車の販売台数も加味するとトヨタ傘下のダイハツが健闘しているはずなので、ますますトヨタの一人勝ちの図式が浮かびあがってくる。

そしてまた違う現象にも気づく。
ここ数ヶ月、ほとんどと言っていいほどセダン系の車種がランク外なのだ。

先週の読売新聞での記事で興味深いコラムがあった。
すごろく戦略からの脱却と銘打ったタイトルで、数十年前のトヨタは世代ごとに車を用意してユーザーをつかむ、つまりその時点での社会的ステータスをマイカーに反映させるイメージを大々的に消費者に提起して、ユーザーに乗り換えを促す戦略をとっていた。
コラム内で紹介されていたその世代(ステータス)ごとに用意された車種の例えを以下にあげる。

係長 → カローラ
課長 → コロナ
部長 → マークII
役員 → クラウン

まさに両親の世代がこの【すごろく戦略】に当てはまる。

しかし時代は刻々と変化を遂げるものである。
ユーザーの価値観もそれに伴い大きく変化していった。
いつかはクラウンというキャッチフレーズのCMも今は昔、若者たちの世代にとっては何の意味も持たなくなってしまった。
若者のステータスはいまや車ではなく、もっと身近なものに移ってしまったのだろう。
車はただの便利な道具。ただそれだけの認識になってしまったのだろうか。

トヨタはその点、機を見るに敏。
うまく別の戦略にシフトできているということが言えるのではないだろうか。
だが、今の成功にあぐらをかいていてはこの先の新たな顧客の開拓には繋がるまい。だからこそここから先、トヨタはどのような戦略で攻めてくるのか見ものである。

数年後、この業界はどのように変化しているのであろうか。
トヨタの天下が続くのか、それとも他のメーカーの巻き返しがあるのであろうか。いずれにせよ消費者にとって有益なことになれば言うことはあるまい。

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